上里町の住みやすさは?子育て支援日本一を目指す町の治安・家賃・仕事を徹底解説

「上里町って実際に住みやすいの?」
埼玉県北部・児玉郡に位置する上里町は、「子育て支援日本一のまちづくり」を目標に掲げる人口約3万1,000人の町だ。JR高崎線の神保原駅は埼玉県最北端の駅で、湘南新宿ライン・上野東京ラインが直通するため乗り換えなしで東京・横浜方面にアクセスできる。
家賃の水準は驚くほど低い。ワンルームは2.3万円から、3LDKでも5.7万円という水準は、都心との差額が月18万円以上にのぼる。2026年1月にはウニクス上里内にスターバックスがオープンし、生活環境の充実がさらに進んでいる。
SAITAMAZINEが交通・治安・買い物・子育て・自然・仕事・家賃・助成制度の各軸で上里町の住みやすさを徹底解説する。「公式データが示す治安の実態と住民の体感の差」「出産祝金+記念品3種の詳細」「大規模工業団地と多様な通勤先」「ワンルーム2.3万円の家賃水準の意味」まで含め、住み替え・移住を検討する人に必要な情報をまとめた。
上里町ってどんなところ?
基本情報と立地
上里町は埼玉県北部「埼北」と呼ばれる地域・児玉郡に属する町だ。人口約3万1,000人・世帯約1万3,000戸(2025年1月・上里町)で、群馬県の高崎市・伊勢崎市に近接する。
平坦で豊かな農地と住宅地・商業施設が「ちょうどいい田舎感」のもとで共存しており、「田園地帯・住宅地・ショッピング街がゾーンで分かれていて移動しやすい」という住民の声が象徴的だ。特産品は小麦と上里梨で、町のイメージキャラクター「こむぎっち」はその名の通り小麦から生まれた。
「子育て支援日本一のまちづくり」を掲げる町
上里町が明確に打ち出しているのが「子育て支援日本一のまちづくり」という目標だ。出産祝金・記念品制度・小学校区ごとの児童館・放課後児童クラブ・保育所7か所など、複数の子育て支援が整備されている。
上里町役場の取材では「特に子育て世帯・若い世代の移住を歓迎している」というスタンスが明確に示されており、子育てしやすい環境を自治体として意識的に作り続けている町だ。
南東部に大規模工業団地を持つ産業都市の側面
上里町は農業と住宅の町という印象がある一方で、南東部に大規模な工業団地を抱える産業都市の側面も持つ。製造業系企業が集積しており、地元の雇用を支える重要な経済基盤になっている。
工業団地と農地・住宅地がゾーンごとに分かれているため、住宅エリアの静けさが保たれているのは居住者にとってのメリットだ。
交通アクセス

JR高崎線(神保原駅)の特徴
上里町の交通の核となるのがJR高崎線の神保原駅だ。明治時代から続く風情ある駅舎を持ち、埼玉県最北端の駅として知られる。
湘南新宿ラインと上野東京ラインが直通しており、乗り換えなしで新宿・渋谷・横浜・東京・上野方面にアクセスできる。さらに高崎線を使えば高崎・前橋方面への移動も可能で、一本の路線でアクセス方面が非常に幅広いのが神保原駅の強みだ。運行頻度は10分弱に1本と高く、ラッシュ時でも待ち時間が少ない。
駅前のロータリーが北側・南側に分かれており送迎の車が集中せず、混雑しにくい構造になっている。駅前には交番も立地しており、帰宅時の安心感も確保されている。
北陸新幹線(本庄早稲田駅)と上里スマートIC
車があればアクセスの選択肢がさらに広がる。隣の本庄市にある北陸新幹線・本庄早稲田駅まで車で約20分でアクセスでき、東京まで約50分という選択肢を持てる。
「座って通勤できる自分だけの特等席がある生活」という表現が、上里町から新幹線通勤するライフスタイルの魅力を端的に表している。また、関越自動車道・上里スマートICが町内に立地しており(ETC専用)、高速道路への直結で広域移動がスムーズだ。国道17号が町内を縦貫しており、北は高崎・南は熊谷・さいたま市方面への車移動にも便利な道路環境が整っている。
コミュニティバスとデメリット
公共交通としてコミュニティバス「こむぎっち号」と路線バス「神泉総合支所線」が運行している(。ただし神保原駅の直近にはスーパーやコンビニが一軒もないため、駅から離れたエリアに住む場合は生活に車が必須だ。
もうひとつのデメリットとして、上里町役場自身が取材の中で正直に語っている点がある。「冬は風が強く、自転車が進まないほどの日もある。お子さんの学校への送迎は車が必要になるケースも考えられる」。埼玉県北部は冬の空っ風が強いことで知られており、自転車通学・通勤を想定する人は事前に把握しておきたい。
治安
公式データで見る治安の実態
上里町の治安を公式データで正確に確認しておこう。
| 指標 | データ |
|---|---|
| 刑法犯認知件数 | 274件(令和5年) |
| 人口1,000人当たり犯罪率 | 9.1件(埼玉県平均6.8件を大幅に上回る) |
| 県内の位置づけ | 63市区町村中、犯罪率の高い方から4位 |
出典:埼玉県警察「刑法犯認知件数(警察署別・市町村別)」、埼玉県「市町村のすがた(安全・安心)」
犯罪率9.1件は埼玉県平均6.8件を大幅に上回り、全県63市区町村中4番目に高い水準だ。この数字の背景として、国道17号沿いの交通量が多いエリアや南東部の工業団地周辺での車上荒らし・盗難など財産犯が件数を押し上げているとみられる。住宅エリアに限定した体感と統計全体の差がある点は念頭に置いておきたい。
神保原駅前の交番と住民の体感
住民の声では「不審人物などを見ることもない。駅から徒歩30秒の距離に交番がある」「居酒屋などのお店がないため変な人がいない」という声が多い。住宅地エリアでは、大規模な歓楽街が存在しないため夜間の騒音・酔客によるトラブルがほぼない環境が形成されている。
統計上の犯罪率は高いが、住宅地の夜間の落ち着きは住民が実感している。国道17号沿いや工業地帯は避け、住宅エリアの物件を選ぶことが安心な生活環境の確保につながる。
交通事故発生率の正直なデータ
上里町は交通事故の発生率も高い。
| 指標 | データ |
|---|---|
| 交通事故(人身事故)発生件数 | 86件(令和5年) |
| 人口1,000人当たり発生率 | 2.81件(埼玉県平均2.30を上回る) |
| 県内の位置づけ | 63市区町村中、事故率の高い方から7位 |
国道17号が町内を通り車の往来が多いエリアがあるため、特に通学路での交通量は事前に確認しておく必要がある。ただし「小学生の交通安全のためにボランティアの方が積極的に取り組んでいる」という住民の声もあり、地域全体での安全意識は高い。通学路・居住エリアの選択と道路ルートの確認で対応できる範囲の課題だ。
買い物・生活環境
ウニクス上里(スタバ・映画館・ヤオコー)
上里町の商業施設の中心がウニクス上里だ。ユナイテッドシネマ・ヤオコー・ケンタッキーが集積する複合施設で、2026年1月にはスターバックスがオープンした。
「スタバができたことはこのエリアに人が集まる力がある証拠」という声が示すように、ウニクス上里周辺は上里・本庄エリアの生活の中心拠点としての存在感を増している。神保原駅北口から徒歩約28分またはバス(バス停「ウニクス上里」)でアクセスできる。
イオンタウン上里と国道17号沿いの商業施設
国道17号沿いにはイオンタウン上里も立地しており、スーパーインター・各種テナントが揃う。神保原駅前からタクシーで約10分でアクセス可能だ。
国道17号沿いには商業施設・飲食店が点在しており、車があれば生活に不自由はない(上里町)。ただし神保原駅周辺の駅直近にはスーパーがないため、駅から距離があるエリアでの居住の方が買い物はしやすい。居住エリアを選ぶ際は、駅距離よりも商業エリアとの距離を重視するのが上里町での生活設計のポイントだ。
このはなパーク・日常の買い物
「このはなパーク」は直売所と広い芝生広場が合体した上里町独自のスポットだ。上里スマートIC近くに位置し、「直売所で買い物後に芝生広場でフリスビー・バドミントン。ドライブがてら家族で立ち寄れる」という使い方が住民に定着している。
上里梨・地元野菜など旬の農産物を直接購入できる直売所は、地産地消の食生活を手軽に実践できる場として機能している。映画は車で10分圏内のウニクス上里、日常の食材はヤオコーや直売所、大型買い物はイオンタウン——という住み分けが上里町の買い物パターンだ。
子育て・教育環境
こども医療費助成と出産祝金・記念品制度
「子育て支援日本一のまちづくり」を掲げる上里町の子育て支援の目玉が、こども医療費助成と出産祝金・記念品のトリプル支援だ。
こども医療費は18歳到達後の最初の3月31日までが対象で、入通院ともに助成を受けられる。
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 子育て世帯応援出産祝金 | 新生児1人につき1万円・第3子以降3万円 |
| 出産記念品(3種から選択) | ①多機能いすと食器セット ②月齢フォトブロック ③お食い初めセット |
祝金と記念品のダブルで育児の家計負担を軽減する設計は、他の自治体と比べてもユニークな取り組みだ。申請方法・最新条件の詳細は上里町公式サイトの子育て応援ガイドで確認できる。
小学校5校それぞれに隣接する児童館
上里町の子育てインフラで特に評価が高いのが、小学校5校それぞれに隣接して公立児童館が5か所設置されている点だ。
各児童館・小学校では「放課後児童クラブ」を実施しており、学童保育に入れなかった場合の受け皿としても機能している。児童館内には学習室・工作室・遊戯室が併設されており、天気に関わらず子どもの放課後の居場所を確保できる体制が整っている。
小学校と児童館が隣接するコンパクトな設計は、共働き世帯が多い現代において「学校→児童館」の動線が安全で短いという実用的なメリットがある。
保育・学校・医療施設
上里町の子育て・教育施設は次の通りだ(2025年1月・上里町)。
| 施設 | 数 |
|---|---|
| 保育所 | 7か所 |
| 幼稚園 | 2園 |
| 小学校 | 5校 |
| 中学校 | 2校 |
| 診療所(内科・小児科・皮膚科・眼科・耳鼻咽喉科など) | 17か所 |
| 歯科 | 11か所 |
診療所17か所・歯科11か所という日常医療の充実度は、人口約3万1,000人の町としては手厚い水準だ。ただし総合病院は町内になく、入院が必要な場合は隣の本庄市などへ行く必要がある。持病や高度医療が必要な家族がいる場合は事前に医療機関の場所を確認しておくことをすすめる。
自然・公園・年間イベント
| 【アイキャッチ画像:あおぞらパーク・堤調節池運動公園の桜・ふれあい祭りの様子】 |
|---|
あおぞらパークと堤調節池運動公園
上里町の主要公園が「あおぞらパーク」と「堤調節池運動公園」だ。あおぞらパークは子どもが喜ぶ大型遊具と、大人も楽しめるウォーキングスペースを備えた広大な公園だ。
堤調節池運動公園は春になると一斉にピンクに染まる桜の名所で、花見のスポットとして地域住民に親しまれている。「平坦で豊かな自然が自慢」という言葉が示すように、都市部より自然が身近にある環境での暮らしが実現できる。
ふれあい祭りと年間イベント
上里町最大のイベントが毎年11月開催の「ふれあい祭り」だ。堤調節池運動公園グラウンドで開催され、町内外から1万2,000人が訪れる一大イベントになっている。スタンプラリー・金魚すくい・焼き鳥・たこ焼きの出店が並び、子どもから大人まで楽しめる。
秋の収穫シーズンには上里梨の直売が各農家・このはなパーク直売所で活況を呈する。地域の農産物と地域のイベントが季節のリズムを作り、住んでいる人の暮らしに年間を通じた彩りを与えている。
気候の特徴(デメリットを正直に)
上里町の気候について、役場取材で正直に語られているデメリットがある。冬は強風の日が多く、「自転車が進まないほど風が強い日もある」という点だ。
参考値として、熊谷地点の平均気温は夏27.1℃・冬4.3℃(気象庁)で、埼玉県北部特有の内陸型の気候だ。夏は暑く冬は風が冷たい——これは北関東の多くの地域に共通する特性で、移住前に体感しておくと安心だ。「お子さんの学校への送迎は車が必要になるケースも考えられる」という役場の言葉は、冬の生活設計に車を組み込む重要性を示している。
仕事・求人
工業団地と製造業の求人
上里町の雇用の大きな柱が、南東部に立地する大規模な工業団地だ。製造業・工場系の求人が地元に多く、上里町・近隣市を含めた広域から働き手を集めている。
役場取材では「正社員の求人数が充実している」という点が強みとして挙げられており、工場系・製造業の仕事に抵抗がない人には地元就業という選択肢が十分に成立する。
都心・伊勢崎市・高崎市への通勤
神保原駅から高崎線・湘南新宿ライン・上野東京ラインで大宮・上野・東京方面に直通するため、都内への通勤も現実的な選択肢だ。新幹線通勤の選択肢も存在する。本庄早稲田駅からの北陸新幹線で東京まで約50分という時間は、着席通勤が可能で体力的な負担が少ない。
上里町と隣接する群馬県の伊勢崎市・高崎市まで車で約15〜20分でアクセスでき、県境を越えた就業も現実的な選択肢になる。都内通勤・新幹線通勤・車で群馬方面通勤という3方向の選択肢があるのは、上里町の働き方の自由度の高さを示している。
農業・起業・テレワーク
特産品の小麦・上里梨を活かした農業関連の仕事も上里町の雇用の一角を担っている。このはなパーク(直売所+芝生広場)のような地域拠点は、移住起業者のビジネスの場になる可能性も持っている。
関越道・新幹線・高崎線の複合アクセスが整う上里町は、テレワーカーの拠点としての機能も果たせる立地だ。月の家賃が大幅に抑えられる環境でリモートワークしながら地方暮らしを実践する——そのライフスタイルに上里町は応えてくれる。
家賃・土地相場
賃貸の家賃相場
上里町の家賃水準は埼玉県内でも特に安い部類に入る。
| 間取り | 家賃目安 |
|---|---|
| ワンルーム | 約2.3万円 |
| 1K | 約4.7万円 |
| 1LDK | 約4.9万円 |
| 2LDK | 約5.7万円 |
| 3LDK | 約5.7万円 |
ワンルーム2.3万円という数値は、単身移住のコスパとして群を抜いている。「家賃のために働く」という都心の生活習慣から解放され、稼いだお金を生活の質・子どもの教育・将来の貯蓄に回せる家計設計が現実的になる水準だ。
土地・戸建ての価格感
上里町の地価は埼玉県内でも低い水準にあり、広い土地を手ごろな価格で取得できる。「賃貸でスタートし、生活に慣れたタイミングでマイホームを購入する移住パターンが多い」という上里町役場の声が実態をよく表している。
「無理なくマイホームを建てたいとの思いから上里町に移住される方もいる」という事実は、家賃・土地のコスパが移住者に選ばれる重要な理由になっていることを示している。
都心との家賃比較
東京都心エリアの住宅費(家賃または住宅ローン)は月25万円前後が目安になるが、上里・本庄エリアでは月7万円前後に収まる。
| 比較項目 | 目安 |
|---|---|
| 東京都心エリアの住宅費 | 月約25万円 |
| 上里・本庄エリアの住宅費 | 月約7万円 |
| 差額 | 月約18万円(年間約216万円) |
浮いた住宅費で「子どもの習い事・私立学校の選択肢を広げる」「年1〜2回の家族旅行」「住宅購入・老後資金の積み立て」が現実的に選べる。2026年1月にオープンしたウニクス上里のスタバに毎日通っても、都心との差額に比べれば微々たる金額だ。
助成・補助金制度
出産・子育て関連の助成
上里町の助成制度の中核は、子育て世帯向けの支援だ。
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| こども医療費助成 | 18歳到達後の最初の3月31日まで(入通院とも対象) |
| 子育て世帯応援出産祝金 | 新生児1人1万円・第3子以降3万円 |
| 出産記念品(3種選択) | ①多機能いすと食器セット ②月齢フォトブロック ③お食い初めセット |
| 放課後児童クラブ | 小学校区ごとに設置。学童保育の受け皿として機能 |
出産祝金と記念品のダブル支援は金銭的なメリットだけでなく、「上里町に生まれた子どもへの祝福」として行政の子育て応援の姿勢を形で示す制度でもある。
住宅・移住支援
住宅関連の支援制度の詳細は上里町公式サイト(子育て応援ガイド等)で確認することをすすめる。移住に際した住宅補助・空き家バンク等の支援制度については、上里町役場総務課への問い合わせで最新情報を取得できる。
制度は更新されることがあるため、移住を本格的に検討するタイミングで必ず最新情報を取得してほしい。
その他の支援
上里町の「かみさと子育てロードマップ」(上里町公式)では、妊娠から小中学生まで一括して各種支援内容を確認できる。子育て世帯が知っておくべき制度が一覧化されており、移住前の情報収集ツールとして活用できる。
住んでいる人の声
良い点
実際に上里町に住む人たちの声を集めた。
- 「道が綺麗に整備されていて移動しやすい。田園・住宅・ショッピング街がゾーンで分かれている」
- 「騒音が少ない。緑豊か。住民がフレンドリーで挨拶をしてくれる」
- 「高崎線で大宮・東京・高崎に乗り換えなしで行ける。群馬・長野の観光も車で行きやすい」
- 「神保原駅前に交番がある。不審者を見たことがない。治安が悪いとは思わない」
- 「ウニクス上里にスタバができて、生活が都会的になってきた実感がある」
ゾーン設計の生活しやすさ・住民の温かさ・鉄道の利便性——この三点が上里町の居住者満足度を支えている共通項だ。
気になる点
率直な不満の声も確認している。
- 「駅の周辺にスーパーやコンビニが一軒もない」(駅直近の話)
- 「小さな子どもを遊ばせる施設が少ない。一日中遊んでいられる施設はない」
- 「冬は風が強く、自転車が進まない。子どもの送迎に車が必要になる」
- 「徒歩圏内に娯楽施設が一切なく、車かバスなどの移動が必要」
- 「総合病院が町内になく、入院などの際には隣の市へ行く必要がある」
- 「国道17号沿いは交通量が多く交通事故に注意が必要」
駅直近の商業施設の少なさ・冬の強風・総合病院の不在・交通事故リスク——これらは上里町への移住を検討する際に正直に把握しておくべき課題だ。逆にいえばこれらを許容できる人にとっては、低コスト・子育て支援・豊かな自然・多方向へのアクセスが揃うコストパフォーマンスの高い居住地として上里町は機能する。
まとめ
上里町の住みやすさを各軸でまとめる。
| 評価軸 | 総評 |
|---|---|
| 概要 | 人口約3万1,000人・「子育て支援日本一のまちづくり」を掲げる。特産品は小麦と上里梨 |
| 交通 | JR高崎線(神保原駅・埼玉県最北端)で湘南新宿・上野東京ライン直通。新幹線(本庄早稲田駅)車約20分。上里スマートICも町内に立地 |
| 治安 | 犯罪率9.1件(令和5年・県平均6.8を大幅上回る・県内4位)。国道・工業団地由来の財産犯が中心とみられる。住宅エリアは落ち着いた環境 |
| 交通事故 | 発生率2.81件/千人(令和5年・県平均2.30を上回る・県内7位)。国道17号沿いは注意が必要 |
| 買い物 | ウニクス上里(スタバ2026年1月・映画館・ヤオコー)・イオンタウン上里・このはなパーク(直売所)が揃う |
| 子育て | 医療費18歳年度末まで・出産祝金(1万円〜3万円)+記念品3種・小学校5校に隣接した児童館5か所・放課後児童クラブ・保育所7か所 |
| 自然・イベント | あおぞらパーク・堤調節池運動公園(桜)・このはなパーク・ふれあい祭り(1万2,000人来場) |
| 仕事 | 大規模工業団地(南東部)・都内通勤(高崎線)・新幹線通勤(本庄早稲田)・群馬方面への車通勤が選択肢 |
| 家賃 | ワンルーム2.3万円〜3LDK5.7万円。都心との差額月18万円。低コストで広い住まいが実現できる |
| 総合 | 子育て支援・生活利便性・低コスト住宅を軸に、ファミリー移住者から若い世代まで幅広く住みやすい町 |
上里町は「子育て支援日本一」という大きな目標を掲げ、実際にそれに見合う制度・環境を整えつつある町だ。ワンルーム2.3万円という家賃、小学校区ごとの児童館、多方向への通勤アクセス——これらは移住を後押しする実質的な強みだ。
犯罪率・交通事故率が埼玉県平均を上回る点は事前に把握しておきたいデータだが、住宅エリアの選択と日常の防犯意識で対処できる範囲の課題でもある。これらのデメリットと向き合ったうえで「それでも住みたい」と感じるなら、上里町はきっと期待に応えてくれる。まずは上里町役場総務課への問い合わせ、または現地への訪問から始めてみてほしい。
兵庫県神戸市出身。都会の喧騒を離れ、たどり着いた新天地・蒲生(越谷市)で第二の人生を謳歌する元商社マン。 長野出身の妻、そして年子(0歳・1歳)の育児に奮闘しながら、越谷の心地よさを日々実感しています。満洲の餃子をこよなく愛する、自称・越谷の関西代表。