さいたま市 06/07(日)
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    日高市の住みやすさは?出世明神・巾着田500万本・サイボクの街の治安と移住支援を解説

    「日高市って住みやすいの?高麗神社が有名な街に実際に住むとどんな生活になる?移住支援は?」

    埼玉県南部に位置する人口約5万7千人のまち・日高市716年創建の「高麗神社(出世明神)」・国内最大級500万本の曼珠沙華が咲く「巾着田」・新鮮な肉と温泉が揃う「サイボク(埼玉種畜牧場)」という他市にはない個性的なスポットが生活圏内にある。

    移住支援制度も充実しており、子育て世帯の家賃補助(実質1/2・上限3万円)・テレワーカー支援金(5万円)・移住前のレンタカー代支援という手厚いサポートが整っている。

    一方、正直なデメリットも把握しておく必要がある。

    「娯楽施設なし・車必須・観光シーズンの渋滞」

    ——これらをSAITAMAZINEが正直に解説する。

    目次

    日高市ってどんなところ?

    基本情報と「古代高句麗の王族が治めた地」という歴史的背景

    人口約5万7千人。埼玉県南部・中央南寄りに位置し高麗川が西から東へ流れる。奈良時代(716年)に渡来の高麗王若光が高麗郡を治めた歴史があり、高麗(こま)」という地名は古代高句麗に由来する。市内には高麗に関連する史跡が数多く存在し、1970年代の大規模住宅団地開発で市街地が拡大して現在に至る。農業・自然・歴史と住宅地が共存するバランスのとれた環境が特徴だ。

    農業の特産品と豊かな自然環境

    農業では栗・狭山茶などの特産品・多品種の野菜栽培が特徴で、地元産の農産物を直売所で購入できる環境が整っている。高麗川流域は清流カワセミが棲む「カワセミ街道」という名称で親しまれる豊かな自然が広がっている。娯楽施設はなく静かな街だが、その分自然豊かで空気がきれいな住環境がファミリー層・移住者に選ばれている理由だ。

    出世明神・巾着田・サイボクという「住む喜び」を支えるスポット

    出世明神・高麗神社(716年創建)・巾着田曼珠沙華公園(国内最大級・500万本)・サイボク(肉・ハム・ソーセージ・温泉)という他市にはない個性的なスポットが生活圏内にある。住んでいるからこそこれらのスポットを日常的に楽しめるのが日高市に住む特権だ。

    交通アクセス

    JR高麗川駅(川越線×八高線)の2路線が交差

    市の中心駅・JR高麗川駅にはJR川越線とJR八高線の2路線が乗り入れる。

    路線・目的地アクセス
    川越線経由→池袋・新宿方面川越で東武東上線または埼京線に乗り換え
    八高線→八王子乗り換えなしで直通アクセスが可能
    西武高麗駅市内西部エリアに立地。飯能駅まで西武池袋線を利用

    「川越線と八高線が乗り入れており川越経由で池袋や新宿に出やすく、逆方向では八王子まで1本で行けるのが便利」と住民に評価されている。

    飯能駅まで車で20分・始発で座れる

    日高市住民の間で定着している実用的なルートがある。「車で20分ほどで西武鉄道の飯能駅に出ることができる。都内に出るときには西武池袋線始発駅の飯能駅から座っていくことが多い」と語る住民がおり、駅近に住んでいる場合は電車の発車時刻の2分前に部屋を出れば間に合うほどの立地の良さも魅力だ。

    車社会という正直な実態

    「娯楽を求めるには車が必需品」というのが日高市の実態だ。駅から離れた住宅街では車なしでは不便を感じることが多く、日常の大型商業施設への買い物は隣の飯能市・坂戸市・鶴ヶ島市方面への車移動が前提になる。

    治安

    公式データで見る治安(県平均を下回る良好な水準)

    日高市の治安を公式データで確認しておこう。

    指標データ
    刑法犯認知件数301件(令和5年)
    人口1,000人当たり犯罪率5.6件(埼玉県平均6.8件を下回る・63市区町村中44位)

    出典:埼玉県警察「刑法犯認知件数(警察署別・市町村別)」埼玉県「市町村のすがた(安全・安心)」

    犯罪率は埼玉県平均を下回っており、繁華街・歓楽街がない静かな住環境が安全性を支えている。大きな犯罪がほぼ起きない落ち着いた住環境は、子育て世帯からの支持につながっている。

    観光シーズンの混雑という正直な注意点

    日高市に住む上で正直に把握しておくべき注意点がある。巾着田曼珠沙華まつり(9〜10月)・高麗神社の初詣・紅葉シーズン中は市内に多くの観光客が訪れ渋滞が発生しやすい。普段は静かな道が観光シーズンに急激に混雑するため、住民として渋滞を避けるルートの把握が重要だ。観光地に住んでいることの賑わいの楽しさと日常の静けさのギャップが、日高市の住みやすさの複雑な魅力といえる。

    高麗神社(出世明神)と古代高句麗の歴史

    716年創建・「出世明神」として総理大臣が参拝

    高麗神社は716年(霊亀2年)、高麗郡が置かれた際に高麗王若光の遺徳を偲んで建てられた歴史ある神社だ。大正から昭和期に参拝後に総理大臣になった政治家が多く「出世明神」とも称されており、出世・事業繁栄・子孫繁栄のご利益で知られる。2017年には天皇皇后両陛下(現上皇上皇后)が私的旅行として参拝された格式高い神社で、全国から参拝者が訪れるパワースポットになっている。

    高麗家住宅(国の重要文化財)と樹齢400年のシダレザクラ

    高麗家住宅は高麗神社社家・高麗家の旧住居で、入母屋造・茅葺屋根で江戸時代初期を代表する民家として1971年に国の重要文化財に指定されている。住宅脇には樹齢400年のシダレザクラがあり、春に見事に開花する。古来の住宅と桜の組み合わせは住民にも観光客にも人気のスポットだ。

    住んでいるからこそ朝の静かな時間帯に人の少ない高麗神社を参拝できる——出世明神に日常的に詣でられるのは日高市民だけの特権だ。

    月替わり御朱印と若者を引きつける現代の高麗神社

    月替わりで花印が変わる御朱印や、レース地のデザインのお守りなど見た目も魅力的なコンテンツが若者を引きつけている。境内で定期的に開く歴史講座は古代東アジアの渡来文化をテーマにしており、住んでいると気軽に参加できる知的な体験機会として市民に親しまれている。

    巾着田曼珠沙華公園・日和田山・高麗川の自然

    巾着田曼珠沙華公園(国内最大級・500万本)

    高麗川が曲がりくねった結果、巾着のような形になった地に広がる曼珠沙華(ヒガンバナ)の群生地で、国内最大級・500万本という規模を誇る。毎年9月中旬〜10月上旬に「巾着田曼珠沙華まつり」を開催しており、全国から観光客が訪れる日高市を代表するイベントだ。

    住んでいるからこそ混雑ピーク前の早朝に人の少ない巾着田を独り占めできる——500万本のヒガンバナを静かに楽しめるのは地元住民の特権だ。

    日和田山(ロッククライミング・ハイキング)

    日和田山は初心者向けの岩場があり関東でも人気のロッククライミングスポットとして知られている。ハイキングコースも整備されており、子どもから大人まで気軽に楽しめる日高市の身近な自然スポットだ。奥武蔵自然歩道が日高市を通るハイキングコースとして整備されており、季節ごとの自然の変化を楽しめる。

    高麗川の清流とカワセミ街道・川遊び

    「きれいな川が多く夏は近隣の河原で川遊びやバーベキューをして楽しんでいます」と語る住民の声があり、高麗川の川遊び・BBQは日高市民の夏の定番だ。高麗川流域はカワセミが棲む清流として「カワセミ街道」と呼ばれており、川沿いに整備された遊歩道・サイクリングロードが市民の憩いの場として機能している。

    サイボク(埼玉種畜牧場)と地元の食文化

    サイボク(肉・ハム・ソーセージ・温泉・ガーデン)

    サイボク(埼玉種畜牧場)はおいしいお肉やハム・ソーセージを購入できる日高市の名所として地元住民に長年愛されている。お肉だけでなく温泉施設・ガーデン・レストランも併設しており、週末の家族お出かけスポットとして機能している。住んでいるからこそ気軽にサイボクへ立ち寄れ、都内では買えない新鮮で美味しいお肉・ハム・ソーセージが手に入る贅沢な環境だ。

    栗・狭山茶と農産物直売所

    農業では栗・狭山茶などの特産品・多品種の野菜栽培が特徴で、地元産の新鮮な農産物を直売所で手に入れられる。秋の栗・狭山茶・採れたての野菜が地元の直売所に並ぶ季節の喜びは、都市部では味わえない地産地消の生活の豊かさだ。

    子育て・移住支援

    こども医療費(18歳年度末まで・所得制限なし)

    日高市の子ども医療費支給制度は、市内に住所があり各種医療保険に加入している18歳になった年度の3月31日までのお子さんが対象だ。所得制限はなく、保険診療による一部負担金および入院時食事療養標準負担額を助成している。

    出典:日高市「子ども医療費」

    子育て世帯の家賃補助(実質1/2・上限3万円)

    埼玉県外から転入した子育て世帯に賃貸住宅の家賃の一部を補助する制度があり、実質2分の1・上限額は3万円だ。子育て世帯の家賃補助は日高市への移住を検討する子育てファミリーにとって大きなメリットで、家計の負担を大幅に軽減できる。条件・対象期間等の詳細は日高市公式サイト「移住・定住応援事業」で要確認。

    テレワーカー支援金(5万円)とレンタカー代支援

    埼玉県外から転入するテレワーク勤務者には支援金5万円が支給される制度がある。また移住前の下見用にレンタカーにかかった費用を支援する制度もあり、交通手段がない方でも移住前にじっくりと日高市の環境・周辺施設を見学できる。Uターン者向け支援は令和8年4月1日以降に制度変更の可能性があるため、最新情報は市役所に確認することをすすめる。

    子育て環境と学校

    自然豊かで水と空気がきれいな地域で、川遊び・登山・農業体験など子どもが自然から多くのことを学べる環境が整っている。大型の繁華街がないことが子育て環境の安心感につながっており、巾着田・高麗神社・日和田山といった歴史と自然の学習スポットが生活圏内にある。

    家賃・不動産相場

    家賃相場(1K:4.61万円〜5.1万円)

    地元不動産会社のデータによると、日高市の家賃相場は以下の通りだ。

    間取り家賃相場(目安)
    1K4.61万円〜5.1万円
    1LDK・2DK5.3万円〜6万円
    2LDK・3LDK(ファミリー向け)8万円前後
    4LDK以上8万円以上が多い

    都内と比べて大幅に安い家賃で、高麗川の清流・出世明神・巾着田という豊かな自然・歴史が生活圏内にあるコスパが高い移住先だ。子育て世帯は家賃補助(実質1/2・上限3万円)を活用することで、さらに実質的な家賃を下げることが可能だ。

    駅近エリアと農村エリアの価格差

    エリア特性と家賃傾向
    高麗川駅・高麗駅周辺駅近の物件は利便性が高く家賃もやや高め
    農村部・郊外エリア駅から離れるほど家賃が低く広い住宅が手に入りやすい。ただし車が必須

    不動産購入時は高麗川周辺エリアの洪水リスクについて市のハザードマップで確認することを推奨する。

    住んでいる人の声

    良い点

    実際に日高市に住む・住んでいた人たちの声を集めた。

    • 「高麗川駅には川越線と八高線が乗り入れており川越経由で池袋や新宿に出やすく、逆方向では八王子まで1本で行けます。車で20分ほどで西武鉄道の飯能駅に出ることができ、始発で座っていくことが多いです」
    • 「きれいな川が多く夏は近隣の河原で川遊びやバーベキューをして楽しんでいます。サイボクというおいしいお肉やハム・ソーセージを購入できる施設もあります」
    • 「高麗神社が生活圏内にある。出世明神として知られ天皇皇后両陛下も参拝された格式高い神社に日常的に参拝できる」
    • 「住まいから駅までの距離が大変近く電車の発車時刻の2分前に部屋を出れば十分間に合います」
    • 「巾着田の500万本の曼珠沙華を早朝に独り占めできる。住んでいるからこそ混雑ピーク前に行ける」

    気になる点

    率直なデメリットの声もある。

    • 「娯楽施設等はなく静かな街。娯楽を求めるには車が必需品です」
    • 「観光シーズン(巾着田まつり・高麗神社初詣)は渋滞が激しくなる。住民の日常の移動への影響を事前に理解しておくことが重要」
    • 「駅構内が狭いので通勤ラッシュ時は少し混む」
    • 「大型商業施設・娯楽施設は市内に少なく飯能・坂戸・鶴ヶ島方面への車移動が前提になる」

    まとめ

    日高市の住みやすさを各軸でまとめる。

    評価軸総評
    概要人口約5万7千人・埼玉県南部。「高麗(こま)」という地名が示す通り古代高句麗1,300年の歴史を持つ。高麗川が流れる自然豊かな住宅都市
    交通JR高麗川駅(川越線×八高線)・西武高麗駅。川越経由で池袋・新宿へ・八王子まで1本。飯能駅まで車で20分・始発で座れる技が地元住民のコツ
    治安犯罪率5.6件/千人(令和5年・県平均6.8を下回る・44位/63)。娯楽施設なし・繁華街なし=静かで治安が良い街。観光シーズン(巾着田まつり・高麗神社初詣)の渋滞は正直なデメリット
    歴史・文化高麗神社(716年・出世明神・総理大臣多数参拝・天皇皇后両陛下参拝・高麗家住宅国重文・樹齢400年シダレザクラ・月替わり御朱印)
    自然巾着田曼珠沙華公園(国内最大級・500万本・毎年9〜10月まつり開催)・日和田山(ロッククライミング・ハイキング)・高麗川(カワセミ街道・川遊び・BBQ)
    サイボク(埼玉種畜牧場:肉・ハム・ソーセージ・温泉・ガーデン)・栗・狭山茶・地元農産物直売所
    子育てこども医療費18歳年度末まで・所得制限なし。子育て世帯の家賃補助(実質1/2・上限3万円)・テレワーカー支援金(5万円)・レンタカー代支援
    家賃1K:4.61万円〜5.1万円・2LDK・3LDK:8万円前後。都内と比べて安く高麗川の自然が日常にある
    総合「出世明神に日常的に参拝・巾着田500万本の独り占め・サイボクのお肉・川遊び・こども医療費18歳まで・移住支援の充実」が揃う個性的な移住先。車必須・娯楽少なめという正直な特性を理解した上でファミリー・テレワーカーに向いた街

    日高市は「住んでいるからこそ分かる街」だ。出世明神に毎朝参拝・巾着田の500万本を早朝に独り占め・サイボクで買う新鮮なお肉——これらが「日常」として広がる生活は、日高市に住む人だけが持てる特権だ。

    車必須・娯楽施設なし・観光シーズンの渋滞という正直なデメリットを把握したうえで、「古代高句麗1,300年の歴史・出世明神・巾着田500万本・手厚い移住支援・こども医療費18歳まで」——この組み合わせに価値を感じるファミリー・テレワーカーにとって、日高市は最高の移住先になる。

    ライター
    たけと

    兵庫県神戸市出身。都会の喧騒を離れ、たどり着いた新天地・蒲生(越谷市)で第二の人生を謳歌する元商社マン。 長野出身の妻、そして年子(0歳・1歳)の育児に奮闘しながら、越谷の心地よさを日々実感しています。満洲の餃子をこよなく愛する、自称・越谷の関西代表。

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