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    越谷市民の読書拠点である越谷市立図書館を訪ねた

    越谷市東越谷にある越谷市立図書館に行ってきた。

    住宅街のなかにある静かな施設で、平日も休日も地域の人たちに多く利用されている。本を借りに来る人、3階の勉強室でじっくり読む人、子どもと絵本コーナーを歩く親子。特別なことは何もないけれど、ちゃんと市民に使われている図書館だと感じた。

    昭和58年から東越谷に立つ図書館

    越谷市立図書館の外観(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    越谷市立図書館の歴史は意外と古く、前身は1953年(昭和28年)に越ヶ谷小学校敷地内に開館した「越ヶ谷町立図書館」にさかのぼる。当時の床面積は87.4㎡、閲覧席36席という小さな施設だった。

    母子像と書かれた銅像が佇んでいる。

    越谷市立図書館の前の像(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    越谷市の文化都市宣言の石碑があり、越谷市が子連れに優しい住みやすい街と言われる所以が伺える。

    越谷市立図書館前の文化都市宣言(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    その後、市制施行で越谷市立図書館と改称し、1983年(昭和58年)に現在地の東越谷4丁目へ移転。鉄筋コンクリート3階建て、延床面積3,191㎡の独立施設として生まれ変わった。外観はレンガ調で、落ち着いた雰囲気がある。駐車場は110台分(身障者用3台含む、無料)確保されており、車で来やすいのも特徴だ。

    越谷市立図書館の駐車場案内(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    フロア構成:1階〜3階の使い分け

    館内は3フロア構成になっている。

    越谷市立図書館1階(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    1階の「公開図書室」 が一般書・文学・子ども向けの本が並ぶメインフロア。自動貸出機があるので、スタッフに頼まずに自分で貸出手続きができる。インターネット閲覧用のPCもここに置かれている。

    特大絵本と子供部屋もあるので小さな子供連れでも楽しめる。

    越谷市立図書館の子供ルーム(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    開放感のある大きな窓の前でゆったりとリラックスして本も読める。

    越谷市立図書館の読書スペース(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    子供が読書できるスペースもある。

    越谷市立図書館のこども読書スペース(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    2階は「参考調査室・郷土資料室」 越谷の地域資料や歴史を調べたい人向けのフロアで、レファレンスサービスも受け付けている。国立国会図書館のデジタル化資料送信サービスに対応しており、全国の図書館資料をここで閲覧できる。

    越谷市立図書館の郷土資料室(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    2階入口には「野口冨士男文庫」の展示スペースがある。野口冨士男(1911〜1993)は昭和の文壇で活躍した小説家・文芸評論家で、毎日芸術賞・菊池寛賞・川端康成文学賞・読売文学賞・日本藝術院賞など多くの賞を受けた人物だ。

    妻が越ヶ谷町(現・越谷市)出身で、終戦直後に自身も越谷に滞在した縁から、生前に越谷市立図書館への資料寄贈を取り決めていた。

    1994年に膨大な蔵書と文献資料が寄贈され、文庫として開設された。ショーケースには著作や関連資料が展示されており、越谷市の文学遺産として現在も運営委員会が継続的に活動している。

    越谷市立図書館の野口冨士男文庫(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    3階は「読書室」 閲覧席は全館で147席あり、静かに本に集中したい人はここを使うことが多い。勉強室として利用している人が多く長机が並んでいる。

    かなり静かなので勉強には集中できそうだが、部屋が少し狭く窮屈そうだ。

    越谷市立図書館の読書室(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    貸出・利用サービスの詳細

    貸出できる点数は、本・雑誌・紙芝居・絵本等が1人10点まで(大型絵本・布絵本はそれぞれ2点まで)。CD・DVDは合わせて2点まで。貸出期間は2週間で、返却は北部・南部・中央の各図書室でも受け付けている。

    図書館カードなしでスマートフォンで利用できる「スマホ利用券」にも対応済みなので、カードを忘れた日も安心だ。

    電子図書館(Web上で本が読めるサービス)も展開していて、自宅からアクセスできる。歴史的音源の聴取サービスや、館内でのコピーサービスも利用可能。

    利用登録の対象は越谷市在住・在勤・在学者のほか、草加市・三郷市・八潮市・吉川市・松伏町・川口市・春日部市の在住者まで広域対応している。

    市内に広がる4館体制と移動図書館「しらこばと号」

    越谷市の図書館ネットワークは本館だけではない。市内には3つの図書室もある。

    北部図書室(北部市民会館2階)、南部図書室(イオン南越谷店6階)、中央図書室(越谷ツインシティBシティ4階・越谷駅東口徒歩1分)。南部と中央は夜21時まで開いているので、仕事帰りの時間帯にも立ち寄れる。

    加えて、1973年から続く移動図書館「しらこばと号」が市内を定期巡回している。図書館の建物まで来られない人に本を届けるこの取り組みは、50年以上続いてきた。

    4館+移動図書館で共通の貸出カードが使え、どこで借りてどこで返しても問題ない。

    子ども向け行事と大人の学習イベント

    本を借りる以外にも、越谷市立図書館ではさまざまな行事が開かれている。

    子ども向けは、昔話や絵本の読み聞かせをする「おはなし会」、わらべうたと絵本の「うさこちゃんのおへや」、夏の「夏のこども会」(人形劇・手遊びなど)など。子どもが読んだ本を記録できる「読書手帳」サービスも用意されている。

    大人向けには「文章表現講座」や「日本古典文学鑑賞講座」のような学習イベントも定期的に開催。

    館内にはベビーケアルーム「mamaro」(設置型)もあり、小さな子ども連れでも使いやすい環境が整っている。

    基本情報

    所在地埼玉県越谷市東越谷四丁目9番地1
    電話048-965-2655
    開館時間平日 10:00〜19:00 / 土・日・祝日 9:30〜17:00
    休館日毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29〜1/4)、特別整理期間、館内整理日
    駐車場110台(身障者用3台含む)、無料
    アクセス越谷駅東口より朝日バス「花田循環・越谷市立図書館行き」→「市立図書館入口」下車 徒歩5分 / 南越谷駅北口より朝日バス「市立図書館行き」→終点下車(所要約20分)

    付近には、東越谷第2公園があり、かなり大きな公園で、もはや小さな森の様なイメージだ。

    東越谷第2公園(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    遊具も充実しているため、是非こちらも訪れてみてほしい。

    東越谷第2公園広場(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    越谷市の図書館インフラを体感できる場所

    越谷市立図書館は、40年以上この場所で地域の人に使われてきた施設だ。派手さはないが、4館+移動図書館のネットワーク、電子図書館、スマホ利用券など、地味にアップデートを続けている。子ども向けの行事も充実していて、週末に家族で立ち寄れる場所としても十分機能している。

    越谷市内に住んでいて、まだ使ったことがないならまず本館を訪ねてみると図書館全体のサービスがわかりやすい。

    越谷市立図書館 公式サイト:lib.city.koshigaya.saitama.jp

    ライター
    たけと

    兵庫県神戸市出身。都会の喧騒を離れ、たどり着いた新天地・蒲生(越谷市)で第二の人生を謳歌する元商社マン。 長野出身の妻、そして年子(0歳・1歳)の育児に奮闘しながら、越谷の心地よさを日々実感しています。満洲の餃子をこよなく愛する、自称・越谷の関西代表。

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