さいたま市 07/22(水)
  • 28°
  • ロピア 草加セーモンプラザ店に行ってきた。コストコ超えの品揃えと安さの正体

    ロピア 草加セーモンプラザ店に行ってきた。コストコ超えの品揃えと安さの正体

    草加市のセーモンプラザ地下1階にある「ロピア 草加セーモンプラザ店」へ実際に行ってきた。「コストコに近い感覚」と聞いていたが、それは本当だった——いや、ある意味で上回っていた。

    青果・精肉・惣菜・鮮魚と売り場を一周するだけで、今夜の食卓がまるごと変わる気がする。埼玉でこのコスパは、ちょっとおかしい。

    ロピアとは

    1971年、神奈川県藤沢市で精肉専門店「肉の宝屋」として創業。食品スーパーへと業態を拡大しながら、2011年に現在の屋号「ロピア」へ改名した。

    名前は「ロープライスのユートピア」の略で、低価格路線を一切ぶらさずに急成長を続けるチェーンだ。現在はOICグループ傘下として国内外120店舗以上を展開する。埼玉県内だけでも10店舗規模に達しており、2025年にはららぽーと新三郷への出店も果たした。

    「安さ」の裏には仕組みがある。精肉・鮮魚・青果・惣菜それぞれの担当チーフが、商品の仕入れ・価格設定・陳列・プライベートブランドの開発まで全権を持つ「100%売場主導」の体制がある。本部が決めた商品を並べるのではなく、現場が動かす店。生産・製造・貿易・卸・小売・外食まで一体化した「食品総合流通業」を掲げており、中間コストを削ぎ落とした価格設定が実現している。

    ちなみに、前代表取締役・高木勇輔氏の妻は、かつてフジテレビで活躍したアナウンサーの加藤綾子さん。2021年の結婚報道でロピアの名が一般層にも一気に広まったことを覚えている人も多いだろう。それまで食品業界の玄人好みだったスーパーが、一夜でお茶の間の話題になった瞬間だった。

    草加セーモンプラザ店の基本情報

    ロピア駐車場入り口(SAITAMAZINE編集部にて撮影)
    項目内容
    住所埼玉県草加市清門1-401-1 セーモンプラザ地下1階
    営業時間10:00〜20:00
    電話番号048-944-0298
    駐車場420台(無料)
    オープン日2019年12月6日
    公式Instagram@lopia.souka_official

    大通りから少し曲がったところに位置するセーモンプラザ。気をつけないと通り過ぎてしまうが、ビルを見つければあとは迷わない。ロピアは地下1階だ。

    駐車場は420台収容と大きいが、3階フロアは混みやすい。屋上フロアのほうが空いている確率が高いので、最初から上を目指すのがおすすめだ。平日の日中でも、それなりに人が来ている印象だった。

    テナント情報(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    また、同じビル内にはブックオフ・セリア・ラーメン店など複数のテナントが入居しており、ロピアでの買い物と合わせれば一通りの用事がまとまる。草加市民にとって使い勝手のいい拠点になっているのがよくわかる。

    注意点——支払いは2択

    ロピア草加セーモンプラザ店で使える支払い方法は、現金かロピタ(公式アプリ)のみだ。クレジットカードの直接払い、交通系IC、一般的なQRコード決済には対応していない。

    ロピタアプリへのチャージ方法は「現金・銀行口座振替・クレジットカード」の3種類。ただし、クレジットカードからのチャージには手数料が発生する。実質的に「現金またはデビット感覚での使用」がコストを抑える選択だ。アプリは事前にダウンロードしてチャージしておけば、レジで詰まらない。

    入口付近にATMがあるので、手元の現金が心もとない場合は先に立ち寄っておくといい。「現金を持ち歩かない生活」に慣れた人ほど、準備が肝心な店といえる。

    青果売り場——入口からして価格がおかしい

    ロピア青果エリア(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    店内に入ると、まずゴールドキウイがお出迎えしてくれる。その陳列の量と価格を見た瞬間に「ここは普通の店じゃない」と直感した。

    実際に確認した価格をいくつか挙げる。

    • アボカド 1個 139円(超大玉・食べ頃の熟成状態)
    • キャベツ 1玉 139円(旬の時期)
    • えのき 大株 1パック 119円(地元スーパーでは同等量が120円前後)
    ロピアのアボカド(SAITAMAZINE編集部にて撮影)
    ロピアのキャベツ(SAITAMAZINE編集部にて撮影)
    ロピアの大株えのき(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    数字だけ見ると「そこまで驚かない」という人もいるかもしれない。だが実物を見れば話が変わる。サイズが違う。アボカドは超大玉で、しかもちょうど食べ頃の状態で並んでいる。

    えのきは「大株」の表記通り、普通のパックとは別物の量感だ。コストコと同じ感覚。

    単価ではなくグラムあたりのコスパで考えると一気に納得する。

    野菜だけでなく果物も充実している。旬の時期には、他のスーパーでは見かけないサイズ・種類の果物が並ぶことがある。青果コーナーだけでも、来るたびに発見がある。

    惣菜売り場——コストコを超える種類、店を超える味

    ロピアのラップ、生春巻き(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    ここが一番時間を使った。

    種類の豊富さはコストコを上回ると感じる。しかもコストコと違うのは、一人・二人分のサイズ感の商品も混在している点だ。大家族向けの大容量から、一食分の丼・麺・ラップ系まで幅が広い。揚げ物・丼・韓国料理・沖縄料理・寿司・ピザ——ジャンルを問わず並んでいる売り場は、もはやフードホールに近い。

    今回実際に目にして印象的だったものを挙げる。

    沖縄風ソーキそば——鰹出汁が効いたスープに軟骨ソーキがゴロリ。レンジで温めるだけでこのクオリティはなかなかない。しかもこの値段で、という価格だった。

    ロピアのソーキそば(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    ローストビーフ丼——外食を超えている。実際に手に取って値段を確認して、もう一度値札を見た。トリュフ醤油ソース付きで、専門店で出てきても違和感のないレベルだ。これがスーパーの惣菜コーナーに置かれている事実に少し戸惑った。

    ロピアのローストビーフ丼(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    カンジャンケジャン(醤油漬け渡り蟹)——今まさに韓国料理ブームで注目されているメニューが、スーパーの惣菜コーナーに並んでいる。正直レビューをするが、少し生臭さが残りこれはまあまあだった。

    ロピアのカンジャンケジャン(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    ラップ・生春巻き系——軽食として優秀。揚げ物・丼だけではない品揃えが、食の多様性として機能している。

    ロピアのラップ(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    この分厚さのとんかつには驚かせる。

    ロピアのとんかつ(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    ほかにも、キンパ・チーズタッカルビ・シンガポールチキンライス・焼鳥三昧・マルゲリータピザと、売り場を歩くたびに今日の夜ごはんのプランが塗り替わっていく。

    精肉売り場——元肉屋の本気

    ロピアの精肉売り場(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    精肉専門店として創業した企業の売り場は、やはり別格だった。

    品揃えは、一般的なスーパーでは見かけない部位まで並んでいる。牛・豚・鶏それぞれに国産・輸入の選択肢があり、オリジナルブランド「みなもと牛」や「みなもと鶏」のラインも展開する。せせり・手羽とろ・とんとろなど、希少部位が普通に棚に並んでいるのがロピアらしさだ。精肉コーナーだけで相当な時間が溶ける。

    ロピアの希少部位(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    特に目を引くのが味付けされた肉の充実ぶりだ。プルコギ・サムギョプサル用・塩レモンとんとろ・ヤンニョム系など、焼くだけで完成する商品が何種類も並ぶ。「今日は疲れた」という夜に、ここで買って帰って焼くだけで夕飯が出来上がる。時短調理の需要を徹底的に理解している品揃えだ。

    ロピアのプルコギ(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    加えて、自社製ウインナー・串付フランク・ボロニアソーセージなど、加工品も独自開発のオリジナルが揃う。毎月29日は「肉の日」のセールがあり、入場制限がかかるほどの盛況になるのも納得の売り場だった。

    特におすすめはこのハンバーグだ。

    ロピアのハンバーグ(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    試食コーナーもあるので、是非試してほしい。

    ロピア試食コーナー(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    鮮魚売り場——「日本橋魚萬」の屋号

    ロピア鮮魚売り場(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    ロピアの鮮魚コーナーには「日本橋魚萬(うおまん)」という屋号が掲げられている。スーパーの一角というよりも、専門部門としての意気込みが伝わる。

    看板商品はアトランティックサーモン刺身用のブロック。冷凍ではなく「生」で、他チェーンと比べても価格が抑えられている。ブロック売りなので好みの厚さに切れる。薄切りでカルパッチョ、角切りでサーモンポキ丼と、使い方の幅が広い点も人気の理由だ。

    ロピアのアトランティックサーモン刺身用のブロック(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    まぐろの切り落とし・かんぱちの刺身柵なども定番として並ぶ。鮮魚コーナーの名物として知られる「ほぼ具シリーズ」(米より具材が多いことで話題になった海鮮巻き)も草加店で確認できた。ほっき貝・いか・とびっこ・きゅうりがぎゅうぎゅうに巻かれており、巻物というよりもほぼサラダだ。

    ロピアのほぼ具シリーズ(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    鮮魚は時間帯で品揃えが変わる。早い時間のほうが種類と鮮度が安定しているため、惣菜と合わせて午前中から昼過ぎの来店が得策だと感じた。

    ロピアのマグロ丼(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    実際に行くときの3つのコツ

    1. 支払いの準備を先に——現金またはロピタアプリのみ。入口のATMか、事前のアプリチャージで準備しておくと後がスムーズだ。

    2. 駐車場は屋上が正解——3階は混みやすいため、最初から屋上フロアを目指すほうが結果的に早い。

    3. 惣菜・鮮魚は早めの時間に——種類・鮮度ともに、午前〜昼過ぎが安定している。夕方は品薄になりやすいジャンルがある。

    草加ロピアを一言でいうなら

    「食のテーマパーク」というキャッチコピーは伊達ではなかった。売り場を一周するうちに、気づけばカゴが想定以上に重くなっている。しかも予算オーバーしている気がしない、という不思議な感覚がある。それがロピアだ。

    コストコほどの会員費もなく、駐車場は無料で420台。ブックオフやセリアが同じビルにある。

    SAITAMAZINEとして感じたのは、「埼玉はこういう場所だ」ということだ。東京の隣で、東京よりも広く、安く、生活が豊かになる余地がある。ロピアの棚を眺めながら、そんなことを改めて思った。支払いの事前準備だけは忘れずに。草加に縁のない人でも、行く価値は十分にある。

    店舗情報

    項目内容
    店名ロピア 草加セーモンプラザ店
    住所〒340-0055 埼玉県草加市清門1-401-1 セーモンプラザ地下1階
    営業時間10:00〜20:00
    電話番号048-944-0298
    駐車場420台・無料(屋上フロアが比較的空いている)
    支払い方法現金・ロピタアプリのみ
    公式Instagram@lopia.souka_official
    公式サイトlopia.jp/shops/souka
    ライター
    たけと

    兵庫県神戸市出身。都会の喧騒を離れ、たどり着いた新天地・蒲生(越谷市)で第二の人生を謳歌する元商社マン。 長野出身の妻、そして年子(0歳・1歳)の育児に奮闘しながら、越谷の心地よさを日々実感しています。満洲の餃子をこよなく愛する、自称・越谷の関西代表。

    Sponsored Links

    関連する記事

    最新記事

    とは??

    「SAITAMAZINE」は、埼玉県の魅力を
    発見・発信するローカルメディアです。
    埼玉県で過ごす人々の物語を通して、
    埼玉の新たな一面をお届けします。