寄居町の人口は?人口推移・年齢別割合・人口密度を解説

寄居町は、埼玉県北西部に位置し、豊かな自然環境と交通利便性を兼ね備えた町です。JR八高線・東武東上線・秩父鉄道の3路線が乗り入れる寄居駅を中心に市街地が形成され、深谷市や熊谷市方面への通勤・通学にも利用されています。
一方で、近年は出生数の減少や若年層の流出により、人口減少と高齢化が進んでいます。寄居町の人口は現在どのように推移しており、年齢別人口や人口密度にはどのような特徴があるのでしょうか。
そこで本記事では、寄居町の最新人口、人口推移、年齢別割合、人口密度、地域別の人口分布を詳しく解説します。
将来人口の見通しや、人口統計から分かる寄居町の住みやすさと今後の課題についても紹介します。
寄居町の人口は何人?【最新人口統計】

寄居町は埼玉県北西部に位置し、豊かな自然環境と複数の鉄道路線を備えた町です。町内では秩父鉄道、東武東上線、JR八高線を利用でき、埼玉県北西部における交通の要衝として発展してきました。
全国的な少子高齢化や人口減少の影響を受け、寄居町でも人口は緩やかな減少傾向にあります。
寄居町の総人口
寄居町の総人口は31,253人※1です。男女別では男性が15,580人、女性が15,673人となっており、女性が男性を93人上回っています。男女の人口差は小さく、人口構成はほぼ均衡しているといえるでしょう。
世帯数は15,394世帯で、1世帯あたりの人口は約2.03人です。人口が減少する一方で世帯数は一定の規模を維持しており、単身世帯や夫婦のみの世帯が増えている可能性があります。
高齢者の単身世帯や少人数世帯の増加など、全国の地方自治体に共通する世帯構成の変化が、寄居町にも表れていると考えられます。
※1: 下記ページより2026年7月度数字を引用
寄居町公式ホームページ トップページ
寄居町の人口割合
寄居町の人口を男女別の割合で見ると、男性は全体の約49.9%、女性は約50.1%です。女性の割合がわずかに高いものの、男女比に大きな偏りはなく、ほぼ半数ずつの構成となっています。
女性の人口が男性をやや上回る背景には、高齢になるほど女性の人口が多くなる一般的な人口構造も影響していると考えられます。寄居町では高齢化が進んでいるため、高齢者層における女性人口の多さが、町全体の男女比にも反映されている可能性があります。
また、寄居町には外国人住民も暮らしています。町内や周辺地域には製造業の事業所や工業団地があり、就労を目的として居住する外国人も見られます。
ただし、外国人人口の割合は、川口市や蕨市など県南部の都市と比べると低く、町の人口全体に占める割合は数%程度と考えられます。
寄居町は埼玉県で人口何位?
寄居町は、埼玉県内63市町村の中で人口46位前後に位置する自治体です。さいたま市や川口市、川越市などの人口規模が大きい市と比べると人口は少ないものの、埼玉県内の町村に限って見ると、比較的人口の多い自治体に含まれます。
近隣自治体と比較すると、深谷市の人口は約14万人であり、寄居町の約4倍以上の人口規模があります。深谷市は県北部を代表する都市の一つで、商業施設や住宅地、産業拠点が広がっているため、寄居町よりも人口が多くなっています。
一方、小川町の人口は約2万6,000人で、寄居町は小川町を数千人ほど上回っています。寄居町と小川町は、いずれも自然環境に恵まれ、鉄道や道路によって周辺都市と結ばれている点が共通していますが、寄居町のほうが人口規模はやや大きい状況です。
東秩父村の人口は約2,000人であり、寄居町とは人口規模に大きな差があります。東秩父村は山間部が広く、埼玉県内で唯一の村であるのに対し、寄居町は鉄道駅や商業施設、行政機関、工業団地などが集まり、周辺地域の生活拠点として機能しています。
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寄居町の人口推移~昔から現在までの変化~
寄居町は、埼玉県北西部の交通の要衝として発展してきた町です。秩父鉄道、東武東上線、JR八高線の3路線が乗り入れる交通利便性に加え、工業団地の整備や企業進出によって人口を維持してきました。
一方で、近年は全国的な少子高齢化や若年層の都市部への転出などの影響を受け、人口は減少傾向にあります。
ここでは、寄居町の人口推移や人口が増加した背景、今後の人口動向について解説します。
寄居町の人口推移
寄居町の人口は、高度経済成長期以降の工業化や住宅開発を背景に増加し、1990年代から2000年代前半にかけて約3万8,000人前後で推移していました。
人口増加を支えた要因の一つが、町内に整備された工業団地です。製造業を中心とした企業が進出したことで雇用が生まれ、町内だけでなく周辺地域からも人が集まりました。
また、道路整備や鉄道網の充実に伴い、住宅地としての魅力も高まり、ファミリー世帯の流入が人口増加につながりました。
しかし、2000年代後半以降は人口減少へ転じています。出生数の減少や高齢化の進行に加え、若年層が進学や就職を機に都市部へ転出する傾向が続いており、現在では人口は約3万1,000人まで減少しています。
なぜ寄居町の人口は増えた?
寄居町の人口が増加した背景には、工業団地の発展があります。町内では桜沢工業団地などの整備が進み、多くの製造業が立地したことで地域の雇用が拡大しました。安定した雇用環境が整ったことで、町内への定住人口も増加しました。
さらに、2013年には本田技研工業(ホンダ)の寄居完成車工場が稼働を開始しました。世界最先端の生産設備を導入した工場として注目され、多くの関連企業や従業員が地域経済を支えています。ホンダ関連産業の集積は、寄居町の産業基盤を強化する大きな要因となりました。
交通面でも寄居町は利便性に優れています。東武東上線で東松山方面や池袋方面へ、JR八高線で高崎方面へ、秩父鉄道で秩父・熊谷方面へアクセスできるため、深谷市や熊谷市など周辺都市への通勤・通学圏としても発展してきました。
寄居町の人口減少は始まっている?
寄居町では現在、人口減少が進んでいます。人口は年々緩やかに減少しており、今後もこの傾向が続くと予測されています。
国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計でも、寄居町は2040年以降にかけて人口減少が続く見込みです。特に生産年齢人口(15〜64歳)の減少が見込まれており、地域経済や労働力確保への影響が課題となっています。
人口減少の背景には、少子高齢化の進行だけでなく、若年層の流出もあります。高校卒業後や大学進学・就職を機に、さいたま市や東京都内へ転出する人が多く、そのまま定住するケースも少なくありません。
一方で、寄居町では移住・定住支援や子育て支援、企業誘致などにも取り組んでおり、人口減少を緩やかにするための施策が進められています。
寄居町の人口密度は高い?低い?
寄居町は、埼玉県内では人口密度が比較的低い自治体です。町内には寄居駅を中心とした市街地が形成されている一方、山地や丘陵、農地なども広がっており、人口が町全体に均等に分布しているわけではありません。
人口密度の低さは、商業施設や公共交通が限られる地域があるという課題につながる一方、住宅地の混雑が少なく、自然に近い環境で暮らせるという魅力にもなっています。
寄居町の人口密度
寄居町の面積は64.25平方キロメートルで、令和8年7月1日現在の人口は31,253人です。これらの数値から計算すると、人口密度は1平方キロメートルあたり約486人となります。
埼玉県全体の人口密度は、2024年時点で1平方キロメートルあたり約1,942人です。そのため、寄居町の人口密度は県平均の4分の1程度であり、県内では比較的人口密度の低い地域に位置づけられます。
この差が生じる背景には、寄居町の地形があります。町内には市街地だけでなく、山地、丘陵、台地、低地が広がり、町域の約25%を山林が占めています。住宅や商業施設を整備できる土地が限られているため、人口は駅周辺や幹線道路沿いを中心に集まっています。
人口密度が高いエリア
寄居町の中で人口や都市機能が比較的集中しているのは、寄居駅周辺です。寄居駅にはJR八高線、東武東上線、秩父鉄道の3路線が乗り入れており、町役場や商店、金融機関、医療機関なども周辺に集まっています。
寄居駅周辺は、古くから宿場町や商業地として発展してきた町の中心部です。駅の南口周辺では市街地の整備や活性化事業も進められており、町内では住宅と商業施設が比較的まとまったエリアとなっています。
桜沢駅周辺も、寄居町の中では住宅が集まっている地域です。秩父鉄道を利用して寄居駅や熊谷方面へ移動できるほか、国道140号沿いには店舗や事業所が立地しています。
用土駅周辺には、JR八高線を中心に住宅や農地が広がっています。寄居駅周辺ほど商業施設は集中していませんが、深谷市や美里町方面へ移動しやすく、静かな住環境を求める人に適した地域です。
人口密度から見る住みやすさ
寄居町は、人口密度の低さを活かし、自然環境と生活利便性の両方を確保しやすい町です。町内には荒川や山林、田畑などが広がっており、市街地から少し離れるだけで豊かな自然に触れられます。
県南部の都市のような住宅や建物の密集が少ないため、比較的ゆとりのある住宅を確保しやすいことも特徴です。騒音や混雑を避け、落ち着いた環境で暮らしたい人にとっては、人口密度の低さが大きな魅力になるでしょう。
一方で、商業施設は町内全域に均等に配置されているわけではありません。買い物や通院、公共交通の利用しやすさを重視する場合は、寄居駅周辺や国道140号・254号に近い地域が便利です。
郊外や山間部では、自動車が生活に欠かせない地域もあります。寄居町は町域が広く、鉄道や路線バスだけでは移動手段を十分に確保できない交通不便地域も点在しています。
寄居町の人口を年齢別に分析
寄居町の人口構成を見ると、子どもや現役世代の割合が低下する一方、65歳以上の高齢者が増加しています。出生数の減少や若年層の町外流出が続いており、少子高齢化が町の人口構造に大きな影響を与えています。
一方で、寄居町では保育施設や子育て支援センター、放課後児童クラブなどが整備され、若い世代が安心して暮らせる環境づくりも進められています。
年齢別人口割合
寄居町の人口を年齢別に見ると、0〜14歳の年少人口は全体の約9%、15〜64歳の生産年齢人口は約56%、65歳以上の老年人口は約35%を占めています。
町民のおよそ3人に1人が高齢者である一方、子どもの割合は1割を下回っており、年齢構成が高齢者側に偏っていることが分かります。
生産年齢人口は町の過半数を占めていますが、長期的には減少が続くと予測されています。働き手の減少は、町内企業の人材確保や地域経済、税収、自治会活動などにも影響を及ぼす可能性があります。
今後は若者や子育て世帯の転入を促し、出生数の減少を抑えながら、現役世代が暮らし続けられる雇用・住宅環境を整える必要があります。
高齢化率は高い?
寄居町の高齢化率は約35%で、全国平均や埼玉県平均を上回る高い水準です。
全国では65歳以上の人口割合が約3割、埼玉県では約27%となっているため、寄居町は県平均より8ポイント前後高い状況にあります。
高齢化が進む背景には、出生者数を死亡者数が上回る自然減に加え、進学や就職をきっかけに若年層が町外へ転出することが挙げられます。
高齢者の増加により、医療・介護サービスだけでなく、日常の移動手段や買い物支援、見守り活動の重要性も高まっています。
子育て世帯は多い?
寄居町では、0〜14歳の人口割合が約9%にとどまっているため、人口全体に占める子育て世帯の割合は高くありません。
少子化や若年世代の流出により、子どもの数は今後も減少すると予測されています。一方で、町内には保育所、幼稚園、小中学校、子育て支援センター、放課後児童クラブなどが整備され、地域の中で子どもを育てられる環境が確保されています。
こども医療費の助成や保育料・副食費への支援など、子育て世帯の経済的負担を軽減する制度も実施されています。
今後は支援制度に加え、子どもが遊べる場所や教育環境、保護者が働きやすい環境を充実させ、ファミリー世帯に選ばれる町を目指すことが重要です。
寄居町の人口分布~どの地域に人が多い?~
寄居町の人口は、町内全域に均等に分布しているわけではなく、鉄道駅や幹線道路、商業施設に近い地域へ集中する傾向があります。
桜沢地区や用土地区にも住宅地が形成されていますが、寄居駅周辺とは生活環境や移動手段が異なります。
一方、町の西部や南部には山林や丘陵地が広がり、人口密度の低い集落も少なくありません。人口減少や高齢化が進むなか、今後は生活サービスや公共交通を利便性の高い地域へ集約しながら、郊外の集落をどのように維持するかが課題となります。
人口が多い地区
寄居町で人口が比較的多いのは、寄居駅周辺、桜沢地区、用土地区などです。
寄居駅周辺にはJR八高線、東武東上線、秩父鉄道の3路線が乗り入れており、町役場や金融機関、商店、医療機関なども集まっています。徒歩や自転車で生活に必要な施設へ移動しやすく、町内では住宅がまとまっている地域です。
桜沢地区は秩父鉄道の桜沢駅や国道140号を利用しやすく、幹線道路沿いを中心に住宅や店舗、事業所が立地しています。用土地区はJR八高線の用土駅周辺に住宅が広がり、深谷市や美里町方面にも移動しやすい地域です。
人口が増加・維持している地域
寄居町では町全体の人口が減少しているため、大幅な人口増加が続く地域は限られています。そのなかでも、駅周辺の住宅地や幹線道路沿い、工業団地に近い地域では、比較的人口を維持しやすい傾向があります。
寄居駅周辺は鉄道を利用できるだけでなく、行政・商業・医療機能が集まっているため、高齢者から子育て世帯まで生活しやすい地域です。
また、桜沢地区や国道140号沿いは、自動車での移動や買い物がしやすく、住宅地として一定の需要があります。工業団地やホンダ寄居工場周辺も、町内外への通勤に便利で、就業者の居住先として選ばれる可能性があります。
人口減少が進む地域
寄居町のなかでも、山間部や駅・幹線道路から離れた集落では人口減少が進みやすい状況です。こうした地域では若年層が進学や就職を機に町外へ転出し、その後も戻らないケースが多く、高齢者のみで暮らす世帯が増えています。
住民の高齢化が進むことで、地域活動や農地、山林の管理を担う人材が不足し、集落機能の維持が難しくなる可能性があります。
また、相続後に利用されない住宅や、所有者が町外に住んでいる住宅が増えると、空き家の管理や防災、防犯上の問題も生じます。
人口の少ない地域では店舗や公共交通の維持も難しくなるため、移動販売やデマンド交通、空き家活用などを組み合わせ、生活環境を支える取り組みが必要です。
寄居町の人口統計から見る今後の将来性
寄居町は、埼玉県北西部の交通結節点として発展してきた町であり、豊かな自然環境と産業基盤を併せ持っています。
一方で、人口統計を見ると少子高齢化や人口減少が進んでおり、将来的には人口規模の縮小が予測されています。
しかし、JR八高線・東武東上線・秩父鉄道の3路線が利用できる交通利便性や、ホンダ寄居工場をはじめとする製造業の集積は、町の大きな強みです。
寄居町の人口は今後どうなる?
寄居町の人口は、今後も緩やかな減少が続くと予測されています。
国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計でも、生産年齢人口と年少人口の減少が続く一方、高齢者の割合はさらに高まる見込みです。出生数の減少に加え、進学や就職を機に若年層が都市部へ転出することが人口減少の主な要因となっています。
一方で、寄居町では移住・定住支援や子育て支援、住宅取得支援などに取り組み、新たな住民の受け入れを進めています。
また、工業団地やホンダ寄居工場など安定した雇用基盤があることから、住宅需要が急激に失われる可能性は低いと考えられます。
寄居町の課題
寄居町が抱える最大の課題は、少子高齢化と若年人口の流出です。
出生数は減少傾向が続き、高齢者人口の割合は埼玉県平均を大きく上回っています。若年層の多くが進学や就職を機に町外へ転出するため、生産年齢人口の減少が地域経済や雇用、税収にも影響を与えています。
また、山間部や人口の少ない集落では高齢化が進み、自治会活動や農地管理、地域コミュニティの維持が難しくなる地域もあります。人口減少に伴い、公共交通や商業施設、医療サービスを将来にわたって維持することも課題です。
今後はデマンド交通の充実や空き家対策、移住促進、地域産業の振興などを組み合わせ、住み続けられる地域づくりを進める必要があります。
寄居町は住みやすい町なのか
寄居町は、自然環境と生活利便性のバランスが取れた住みやすい町といえます。
荒川や山々に囲まれた豊かな自然が身近にありながら、町の中心部には商業施設や医療機関、行政サービスが集まっています。保育所や小中学校、子育て支援センターなども整備されており、子育て世帯への支援制度も充実しています。
また、寄居駅にはJR八高線、東武東上線、秩父鉄道の3路線が乗り入れ、深谷市や熊谷市方面へのアクセスも良好です。自動車を利用すれば関越自動車道花園インターチェンジにも近く、通勤や買い物にも便利な立地となっています。
都市部のような商業施設の多さはありませんが、落ち着いた住環境と交通利便性を両立した町として、自然の中でゆとりある暮らしを希望する人に適した地域といえるでしょう。
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まとめ
寄居町は、埼玉県北西部に位置し、山や川に囲まれた豊かな自然環境と、鉄道・道路による交通利便性を兼ね備えた町です。
JR八高線、東武東上線、秩父鉄道の3路線が利用できるほか、国道140号や国道254号などが町内を通り、深谷市や熊谷市方面への移動もしやすい環境が整っています。工業団地の整備や企業進出によって雇用が生まれ、人口や地域経済を支えてきました。
一方、近年は出生数の減少や若年層の流出により、人口減少と高齢化が進んでいます。今後は移住・定住促進、子育て支援、空き家活用、公共交通の維持などを進め、自然と産業、暮らしやすさを活かした持続可能なまちづくりを実現することが重要です。

X(旧: Twitter): @webkirin
1993年越谷生まれ。埼玉県越谷市を拠点に活動するWebマーケター。
普段は越谷市のデジタルマーケティングカンパニーCOUNTER株式会社を経営。「ローカルから最先端」というテーマを持ち活動中。データ分析と越谷への愛情は半端ないマーケティングオタク。