東松山市の人口は?人口推移・年齢別割合・人口密度を解説

東松山市の人口は現在どれくらいなのか、人口は増えているのか減っているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
東松山市は比企地域の中心都市として発展してきた一方、近年は少子高齢化や人口構造の変化にも直面しています。
そこで本記事では、東松山市の最新人口や人口推移、人口密度、地域ごとの人口分布をはじめ、将来人口の見通しや住みやすさについて最新の人口統計をもとにわかりやすく解説します。
東松山市への移住や住宅購入を検討している方、街の将来性を知りたい方はぜひ参考にしてください。
東松山市の人口は何人?【最新人口統計】

東松山市の人口は91,210人※1で、埼玉県内では中規模の都市に位置しています。
比企地域の中心都市として行政・商業・教育機能が集まり、東武東上線沿線の住宅都市としても発展してきました。近年は人口減少局面に入りつつあるものの、周辺町村からの通勤・通学需要もあり、地域の中核都市としての役割を担っています。
東松山市の総人口
東松山市の最新の住民基本台帳・推計人口ベースでは、総人口は約9万人です。埼玉県内では人口10万人未満の自治体としては比較的人口規模が大きく、比企地域の中心都市として安定した人口を維持しています。
世帯数は約4万世帯となっており、単身世帯や高齢者世帯の増加に伴い、人口減少が進む一方で世帯数は比較的高い水準を維持しています。
男女比は女性がやや多く、男性が約49%、女性が約51%となっています。全国や埼玉県全体と同様に、高齢化の影響から女性人口の割合がわずかに高くなっています。
東松山市の人口割合
東松山市の人口構成は、おおむね以下の割合となっています。
- 男性:約49%
- 女性:約51%
男女比に大きな偏りはありませんが、高齢世代では女性の割合が高くなる傾向が見られます。これは平均寿命の違いなどが影響しています。
外国人人口は近年増加傾向にあり、市全体の人口に占める割合はおおむね2〜3%程度です。技能実習生や留学生、就労者の増加により、多文化共生への取り組みも進められています。
東松山市は埼玉県で人口何位?
東松山市は埼玉県内でおおむね20位前後の人口規模を持つ自治体です。人口10万人には届かないものの、比企地域では中心的な都市として行政・商業・医療機能が集積しています。
近隣市と比較すると、以下のような人口規模となっています。
- 熊谷市:約19万人で、県北最大級の都市として東松山市を大きく上回る人口規模です。
- 深谷市:約14万人で、東松山市より人口が多く、農業と工業のバランスが取れた都市です。
- 行田市:約7万人台で、東松山市よりやや人口が少ない規模となっています。
東松山市は人口規模では県内中位に位置しますが、比企地域の中核都市として交通・商業・教育・行政機能が集まり、周辺自治体からも多くの人が通勤・通学する拠点都市となっています。
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東松山市の人口推移~昔から現在までの変化~
東松山市の人口は、戦後から長期的に増加してきました。特に高度経済成長期からバブル期にかけては、東京方面への通勤圏としての住宅需要や、産業発展による雇用の拡大を背景に人口が伸びた地域です。
一方で、近年は少子高齢化の影響が強まり、将来的には人口減少が進むと見込まれています。
東松山市の人口推移
東松山市の人口推移を見ると、1970年代以降に大きく人口が増加し、1995年ごろに一度ピークを迎えました。その後はいったん減少傾向となりましたが、2010年以降は再び増加に転じています。市の人口ビジョンでも、総人口は戦後一貫して増加した後、1995年をピークに一度減少し、2010年以降に再度増加したと整理されています。
この人口増加の背景には、高度経済成長期の自然増と社会増があります。出生数が多かった時期に加え、市外からの転入も多く、人口が押し上げられました。さらに、バブル期には東京のベッドタウンとしての宅地開発が進み、住宅地としての需要が高まったことも人口増加につながっています。
近年の人口推移は、単純な右肩上がりではありません。年少人口と生産年齢人口は減少傾向にある一方で、老年人口は増加を続けています。
そのため、総人口が大きく減っていない時期でも、人口構造は高齢化へと変化しています。
なぜ東松山市の人口は増えた?
東松山市の人口が増えた大きな理由は、東京通勤圏としての利便性です。東武東上線を利用すれば川越・池袋方面へアクセスしやすく、都心へ通勤しながら郊外で暮らす住宅地として発展してきました。
また、関越自動車道へのアクセスも東松山市の強みです。鉄道だけでなく自動車移動の利便性もあり、住宅地・商業地・工業系の土地利用が進みやすい環境が整っていました。
市の人口ビジョンでも、バブル経済期の大幅な転入超過について、東京のベッドタウンとしての宅地開発や、製造業をはじめとする産業発展による雇用拡大が背景にあるとされています。
つまり東松山市は、「都心に近すぎないが通勤できる」「住宅地を確保しやすい」「道路交通も使いやすい」という条件が重なり、郊外型の住宅都市として人口を伸ばしてきたといえます。
東松山市の人口減少は始まっている?
東松山市では、直近の住民基本台帳人口は2026年6月1日時点で91,210人、44,585世帯です。足元では人口9万人台を維持していますが、自然動態では2010年に死亡数が出生数を上回る自然減に転じています。
一方で、近年は転入が転出を上回る社会増が人口を下支えしています。市の人口ビジョンでは、近年は自然減が拡大しつつある一方で、社会増が上回ることで人口が増加しているとされています。
ただし、将来推計では人口減少が見込まれています。社人研推計による東松山市の人口は、2020年の91,791人から、2030年に89,229人、2040年に84,151人、2050年に78,779人、2070年に66,597人まで減少する見通しです。
そのため、東松山市は現在すぐに急減している都市というよりも、社会増で人口を支えながらも、少子高齢化による中長期的な人口減少リスクが高まっている都市といえます。
東松山市の人口密度は高い?低い?
東松山市の人口密度は約1,400人/km²で、埼玉県内では中程度の水準です。東京都心に近い南部エリアのような高密度都市ではありませんが、駅周辺には住宅地や商業施設が集まり、郊外には農地や自然が広がるバランスの良い都市構造となっています。
そのため、「利便性」と「住環境」の両方を求める人にとって住みやすい街といえるでしょう。
東松山市の人口密度
東松山市の人口密度は、1km²あたり約1,394人(令和6年10月時点)です。市の面積は65.35km²、人口は約9.1万人となっており、県内では極端に人口が集中している都市ではありません。
埼玉県全体の人口密度は約1,900人/km²であるため、東松山市は県平均をやや下回る水準です。一方で、県北部の自治体と比較すると人口密度は比較的高く、都市機能がコンパクトに集積していることが特徴です。
人口密度が高いエリア
東松山市の中でも人口が集中しているのは、高坂駅周辺と東松山駅周辺です。
高坂駅周辺は大型住宅地の開発が進み、ファミリー世帯が多く暮らすエリアとして発展してきました。大学や商業施設も立地しており、比較的人口密度が高くなっています。
東松山駅周辺は市役所や商店街、公共施設が集まる中心市街地です。マンションや戸建住宅も多く、通勤・通学の利便性から居住人口が集中しています。
そのほか、市街地中心部では商業施設や医療機関、教育施設が集まり、生活利便性が高いことから比較的人口密度が高い傾向があります。一方、市西部や丘陵地帯では自然や農地が多く、ゆとりある住環境が広がっています。
人口密度から見る住みやすさ
東松山市は人口密度が極端に高くないため、落ち着いた住環境を維持しながら都市機能を利用できる点が魅力です。
駅周辺にはスーパーやショッピングセンター、飲食店、病院などが集まり、日常生活に必要な施設が充実しています。車移動もしやすく、生活利便性は高い水準にあります。
また、東武東上線を利用すれば池袋方面へアクセスしやすく、関越自動車道のインターチェンジも近いため、通勤・通学や休日の移動にも便利です。
さらに、市内には比企丘陵や公園、農地など自然環境も多く残されています。人口密度が適度であることから住宅地に圧迫感が少なく、都市の利便性と自然環境のバランスが取れた住みやすい街として評価されています。
東松山市の人口分布~どの地域に人が多い?~
東松山市では、市内全域に均等に人口が分布しているわけではなく、鉄道駅周辺や住宅開発が進んだエリアに人口が集中しています。特に東武東上線の東松山駅と高坂駅周辺は、市内でも人口が多い地域です。
一方、郊外や丘陵地では人口減少や高齢化が進んでおり、都市機能を駅周辺へ集約する「コンパクトシティ」のまちづくりが進められています。
人口が多い地区
東松山駅周辺
東松山駅周辺は、市役所や商業施設、医療機関、公共施設が集積する東松山市の中心市街地です。駅周辺にはマンションや戸建住宅も多く、通勤・通学の利便性が高いことから、市内でも人口が集中しているエリアとなっています。
市では今後も東松山駅周辺を都市機能の中心として位置付け、商業・行政・居住機能を維持・充実させる方針を示しています。
高坂エリア
高坂駅周辺は、市内でも人口増加が続いてきた住宅エリアです。高坂ニュータウンの整備や土地区画整理事業により、大規模な住宅地が形成され、多くのファミリー世帯が暮らしています。
また、教育施設や大型商業施設へのアクセスも良く、東京方面への通勤にも便利なことから、若い世代の居住地として人気があります。
新興住宅地
近年整備された新興住宅地では、新築戸建住宅を中心に人口が増えています。特に駅周辺の土地区画整理事業が進んだ地域では住宅供給が続き、市外からの転入も見られます。
市の立地適正化計画でも、こうした住宅地への居住誘導を進め、生活利便性の高いエリアへ人口を集約する方針が示されています。
人口増加エリア
東松山市では、高坂駅周辺を中心とした再開発・土地区画整理エリアが人口増加地域となっています。
特に高坂駅東口周辺では住宅開発が進み、新築住宅や分譲地の供給によって人口増加が続いています。市の都市計画では、今後も駅周辺へ居住や都市機能を誘導し、持続可能な都市構造を形成することを目指しています。
また、東松山駅周辺でも既存住宅の建て替えやマンション供給などが進み、中心市街地の人口維持・増加を図る施策が進められています。
人口減少が進む地域
一方で、市西部や丘陵地帯などの郊外エリアでは人口減少が進んでいます。
これらの地域では若年層の流出や出生数の減少により、高齢化率が上昇しています。住宅団地でも高齢化が進み、空き家の増加や地域コミュニティの維持が課題となっています。
特に高坂地域でも、駅東側では人口が増加している一方、駅西側や地域西部では人口減少傾向が見られます。このように同じ地域内でも人口動向には違いがあり、東松山市では駅周辺への居住誘導と郊外地域の生活環境維持を両立するまちづくりが進められています。
東松山市の人口統計から見る今後の将来性
東松山市は、比企地域の中心都市として一定の人口規模を維持している一方で、将来的には少子高齢化による人口減少が見込まれています。
ただし、東武東上線沿線の住宅需要や、関越自動車道を活用した交通利便性があるため、駅周辺や住宅開発エリアでは今後も一定の居住ニーズが期待できます。
東松山市は今後も人口増加する?
東松山市の人口は、短期的には大きく減少していないものの、長期的には減少傾向に向かう可能性が高いと考えられます。将来人口推計では、出生数の減少や高齢化の進行により、総人口は徐々に減少していく見通しです。
一方で、東松山駅・高坂駅周辺では住宅地としての需要が残りやすく、子育て世帯や都心通勤者の転入も期待できます。特に高坂エリアは住宅開発が進んできた地域であり、新築戸建てやマンション供給があるエリアでは、一定の人口維持につながる可能性があります。
そのため、東松山市全体としては人口減少リスクを抱えながらも、駅周辺や生活利便性の高い地域では人口を維持しやすい構造にあるといえます。
東松山市の課題
東松山市の大きな課題は、少子高齢化の進行です。若年層や子育て世帯の流入を維持できなければ、出生数の減少と高齢者人口の増加によって、地域の人口バランスが崩れやすくなります。特に郊外の住宅地や山間部では、高齢化が進み、空き家や地域コミュニティの維持が課題になりやすいでしょう。
また、公共交通の維持も重要な課題です。東松山市は東武東上線の利便性が強みですが、市内全域を見ると車移動に依存する地域も少なくありません。高齢化が進むほど、駅や病院、商業施設へ移動するためのバス交通や地域交通の重要性が高まります。
さらに、道路・上下水道・公共施設などのインフラ老朽化も将来的な課題です。人口が減少すると税収の伸びが限られる一方で、維持管理費は必要になります。そのため、公共施設の再編や、駅周辺に都市機能を集約するまちづくりが重要になっていきます。
東松山市は住みやすい街なのか
東松山市は、子育て環境・商業施設・交通アクセスのバランスが取れた住みやすい街といえます。市内には公園や自然環境が多く、落ち着いた住宅地も広がっているため、子育て世帯にとって暮らしやすい環境があります。
商業施設についても、東松山駅周辺や高坂エリアを中心にスーパー、ドラッグストア、飲食店、大型商業施設などが整っており、日常生活に必要な買い物は市内で完結しやすい点が魅力です。車を利用すれば周辺市町への移動もしやすく、生活圏は比較的広く取れます。
都心へのアクセス面では、東武東上線で池袋方面へ向かえるほか、関越自動車道を使った車移動にも強みがあります。
都心近接の自治体ほど通勤時間は短くありませんが、住宅価格や自然環境とのバランスを考えると、東松山市は「郊外でゆとりを持って暮らしたい人」に向いた街といえるでしょう。
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まとめ
東松山市は、埼玉県内でも中規模の人口を有する都市であり、比企地域の中心都市として発展してきました。東武東上線沿線という交通利便性の高さから住宅都市としての需要も高く、東松山駅や高坂駅周辺を中心に暮らしやすい住環境が整っています。
一方で、全国的な傾向と同様に少子高齢化が進み、将来的な人口減少が課題となっています。今後は駅周辺への居住誘導や住宅需要の維持に加え、子育て支援の充実や移住・定住施策によって、地域の活力を維持していくことが重要になるでしょう。
人口統計から見ると、東松山市は都市機能と自然環境のバランスに優れた街であり、今後は「定住促進」と「子育て支援」を軸としたまちづくりが将来性を左右する重要なポイントになると考えられます。

X(旧: Twitter): @webkirin
1993年越谷生まれ。埼玉県越谷市を拠点に活動するWebマーケター。
普段は越谷市のデジタルマーケティングカンパニーCOUNTER株式会社を経営。「ローカルから最先端」というテーマを持ち活動中。データ分析と越谷への愛情は半端ないマーケティングオタク。