蒲生愛宕町(がもうあたごちょう)

基本情報
蒲生愛宕町は、越谷市南部に位置する逆三角形の形をした地区。南で綾瀬川を挟んで草加市金明町と隣接し、東端を谷古田用水が南北に流れる。東武伊勢崎線・新田駅東口からも近く、宅地化が進んでいる。蒲生地区の中でも最も南に位置し、草加市と接する境界エリアだ。
綾瀬川にすぐに入れるので、お子さん連れは注意が必要だ。

歴史・ゆかり
昭和42年(1967年)11月1日、大字蒲生の一部から成立。「愛宕(あたご)」の名は、火の神・愛宕権現を祀る信仰に由来するとされる地名。かつてこの地にも愛宕信仰の場が存在していたことは、文化年間(1804〜1818)に幕府が編さんした「五街道分間延絵図」に愛宕社の記載があることからも裏付けられる。
谷古田河畔緑道(全長3.8km)の南端・古綾瀬川落し口がこの地区にあたり、緑道を歩いてきた終着点になる。旧日光街道は地区西端をかすめる形で通り、綾瀬川と出羽堀が合流するこの地点に江戸時代の交通の要所があった。
住所
〒343-0834 越谷市蒲生愛宕町
公園・自然
谷古田河畔緑道の南端(古綾瀬川落し口)
全長3.8kmの谷古田河畔緑道の終点。地区東端の谷古田用水が古綾瀬川へ落ちる合流点にあたり、緑道を南下してきた散策の終着地となる。

小川が静かに流れ、非常に歩きやすい緑道になっているので、是非気分転換の散歩にお勧めだ。
綾瀬川(南境)
地区南端の境界を流れる一級河川。対岸は草加市金明町。川沿いに遊歩道・散策路が整備されており、越谷市と草加市の市境を実感できるスポット。かつて舟運で栄えた藤助河岸跡も近くに残る。

施設・その他
蒲生の一里塚(蒲生愛宕町・新田駅東口から東約610m)
江戸時代に旧日光街道沿いに設置された一里塚。埼玉県内の日光街道筋に現存する唯一の一里塚として埼玉県の史跡記念物(文化財)に指定されている。高さ2m、東西幅5.7m、南北幅7.8mで、現在は東側の一基のみが残る。塚の上にはムクエノキ・太さ2.5mのケヤキ・マツ・イチョウが生い茂る。
綾瀬川水質情報ステーション(蒲生愛宕町13)
県道49号足立越谷線に架かる綾瀬橋の越谷市側に位置する施設。地下に綾瀬川の水を浄化する設備を備える。国土交通省が管理する治水・水質観測の拠点。
蒲生愛宕町会館
残念ながら解体が始まってしまっているようだ。

東京都道・埼玉県道49号足立越谷線(日光街道)
地区西端をかすめる幹線道路。越谷市市制60周年記念(2018年)に道路愛称が決定し、地区内は「蒲生茶屋通り」の愛称が付けられている。旧日光街道として江戸時代から交通の要衝だった。

学区
越谷市立蒲生南小学校・越谷市立南中学校(学区は全域。越谷市公式サイトで要確認)
蒲生地区の全町名
蒲生地区は複数の町丁で構成されている。それぞれの町に異なる歴史・施設・景観があり、同じ「蒲生」でも住む場所によって街の表情が変わる。各エリアの詳細は個別記事で解説している。
| 蒲生一丁目がもういちょうめ〒343-0838 | 蒲生エリア北西部。中央に谷古田用水が流れ、旧村社格の蒲生久伊豆神社が所在する。光明院・地蔵院・稲荷神社など複数の社寺が現存する歴史的な層の厚いエリア。 |
| 蒲生二丁目がもうにちょうめ〒343-0838 | 一丁目の南東に位置する静かな住宅街。蒲生二丁目自治会館が拠点施設。かつてあったふれあい公園は廃止・宅地化されており、街の変化の痕跡が残る。 |
| 蒲生三丁目がもうさんちょうめ〒343-0838 | 4丁目の中で施設が最も多いエリア。愛隣幼稚園(旧名主・大熊家の家系が設立した学校法人運営)、城北信用金庫蒲生支店、越谷蒲生三郵便局、蒲生第三保育所が立地する。蒲生三丁目第二ふれあい公園もある。 |
| 蒲生四丁目がもうよんちょうめ〒343-0838 | 蒲生エリア南東端部。葛西用水路と綾瀬川に囲まれた水辺に近い立地。越谷市出羽堀ポンプ場・出羽堀樋門ゲートという治水インフラが現役で稼働している。 |
| 大字蒲生おおあざがもう〒343-0838 | 蒲生西町の南部に残る住居表示未実施地区。昭和42年の住居表示実施後も地番体系が保たれており、旧村の地割りの名残を感じられる越谷市内では数少ないエリア。 |
| 蒲生本町がもうほんちょう〒343-0837 | 旧日光街道沿いに位置する歴史的エリア。菅原天神社(天神祭・自治会館併設)と清蔵院(冠木門が目印)が現存。旧蒲生村東組の中心地で「東のお大尽」大熊家の居住域に近い。 |
| 蒲生東町がもうひがしちょう〒343-0841 | 蒲生駅の北東500mに位置する住宅エリア。蒲生公園(東町15番地)があり、夏季のじゃぶじゃぶ池は子育て世帯に人気。東部を葛西用水が流れる) |
| 蒲生南町がもうみなみちょう〒343-0842 | 蒲生エリアの南部に位置する住宅地。綾瀬川に近く、かつての湿地帯の低地形が残る。谷古田用水の流れが近い静かな居住エリア。 |
| 蒲生愛宕町がもうあたごちょう〒343-0834 | 逆三角形の地形が特徴的なエリア。南で綾瀬川を挟んで草加市と接する越谷市の最南部。谷古田河畔緑道(全長3.8km)の南端・古綾瀬川落し口がこの地区にある。 |
| 蒲生西町がもうにしまち〒343-0843 | 蒲生駅西口エリア(一丁目・二丁目)。旧名主「西のお大尽」中村家の居住域に近い。南部に大字蒲生が一部残存。久伊豆神社が近隣に所在し、静かなファミリー向け住宅街が広がる。 |
| 蒲生寿町がもうことぶきちょう〒343-0836 | 蒲生駅東口に位置する地区の顔ともいえるエリア。蒲生交流館(旧蒲生村役場跡・大正11年移転)、東武ストア蒲生店(深夜25時まで営業)、旧日光街道が集積する。 |
| 蒲生旭町がもうあさひちょう〒343-0844 | 「旭」の名を持つ住宅エリア。越谷市立児童館ヒマワリ(蒲生旭町11-35)が立地し、授乳室・おむつ替えスペースを備えた子育て世帯向けの市立施設として機能している。 |
| 蒲生茜町がもうあかねちょう〒343-0845 | 昭和55年(1980年)に成立した蒲生地区で最も新しい町名。整然と開発された住宅街。川口信用金庫蒲生西口支店(蒲生茜町16-22)が立地。蒲生駅西口から徒歩3分圏内。 |
| 登戸町のぼりとちょう〒343-0846 | 蒲生地区の行政・文化の中心地。蒲生地区センター・公民館「パコム」(登戸町33-16)が所在し、地区全体のコミュニティハブとして機能している。旧登戸村に由来する地名。 |
兵庫県神戸市出身。都会の喧騒を離れ、たどり着いた新天地・蒲生(越谷市)で第二の人生を謳歌する元商社マン。 長野出身の妻、そして年子(0歳・1歳)の育児に奮闘しながら、越谷の心地よさを日々実感しています。満洲の餃子をこよなく愛する、自称・越谷の関西代表。