さいたま市 05/13(水)
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  • 中井沼公園(吉川市)|ビオトープの沼を一周できる、静かな散策公園

    中井沼公園(吉川市)|ビオトープの沼を一周できる、静かな散策公園

    吉川市の中央部、住宅地のすぐ隣に広がる「中井沼公園」ビオトープとして整備された沼を中心に、遊歩道がぐるりと一周するように設けられた公園だ。

    遊具はない。子どもを走らせる広場もない。でも、大きな木が生い茂り、日陰の多い散策路は、ゆっくり歩くのにちょうどいい。カエルが鳴いている。水生植物が揺れている。ただ、蚊が多い。虫よけスプレーは必須だ。

    基本情報

    中井沼公園 吉川

    公園名中井沼公園
    住所埼玉県吉川市平沼・関地内(吉川市中央3丁目付近)
    管理吉川市
    特徴ビオトープ・調整池(雨水貯留機能あり)
    水生植物13種類(埼玉県で絶滅危惧種も含む)
    遊具なし
    ベンチ複数あり(木陰)
    トイレあり(丸太型ユニーク形状)
    水道・水飲み台あり
    駐車場なし
    釣り禁止
    ゴミ箱なし(各自持ち帰り)
    雨天時立入禁止(調整池のため危険)
    注意蚊が多い(虫よけスプレー必須)

    公園の特徴

    沼を一周できる遊歩道

    中井沼公園 吉川

    沼の周囲に遊歩道が整備されていて、ぐるりと一周歩いて回れるようになっている。石畳の道と赤い舗装の道が組み合わさった、変化のある散策コースだ。

    沼は「きれい」とは言いにくい。葦が茂り、水面が見えにくい箇所も多い。ただ、その自然のままの姿がビオトープとしての価値でもある。看板には「埼玉県では絶滅の心配もある水生植物が生息している」と書かれている。

    日陰が多く散歩に最適

    公園内は大きな木が多く、散策路のほとんどに日陰がある。夏場でも直射日光を避けながら歩けるのが助かる。木々の間から差し込む光と、カエルの声と、水の気配が混ざり合う、静かな空間だ。

    ちなみに上空から見ると、公園全体の形が吉川市の形をしているという。わかる人にはわかる、ちょっとしたトリビアだ。

    ベンチが多い

    中井沼公園 吉川

    公園内のあちこちにベンチが設置されている。木陰の下に置かれていることが多く、座ってゆっくり時間を過ごせる。散策の途中で腰を下ろし、沼の気配を感じながら休めるレイアウトだ。

    設備

    丸太型のユニークなトイレ

    形がユニークなトイレがある。丸太を模した円柱形の建物で、見た目に「なんだこれ」と思う存在感がある。公園の自然との調和を意識した設計のようだ。側に白いお皿型の手洗い台も設置されている。

    水道・水飲み台

    トイレの横に水道があり別の場所には水が飲める場所がある。散歩の途中での水分補給や手洗いに使える。小さな子ども連れでも安心だ。

    河合凱夫 水の句碑

    公園内に石碑がある。吉川市出身の俳人・河合凱夫(1921年生まれ)の「水の句碑」だ。

    「炎天行く 水に齢を 近づけて 凱夫」——炎天を歩いていくと、水という自在な存在が自分を近づけてくれる。年齢を重ねながら、水に自分を近づけていく。そういう句だ。

    吉川という土地で生き、この沼の傍に句が刻まれた。水辺の公園にふさわしい場所に、静かに佇んでいる。

    子どもと来る際の注意点

    自然が豊かな反面、いくつか注意したいポイントがある。

    沼への立ち入りに注意

    遊歩道と沼の間は草や低木で仕切られているが、草をかき分ければ沼まで近づけてしまう。フェンスで完全に遮断されているわけではないため、小さな子どもが沼に近づかないよう目を離さないことが大切だ。

    蚊が多い(虫よけスプレー必須)

    蚊がかなり多い。夏場は特に、沼の周辺で大量に出る。半袖・半ズボンで来ると高確率で刺される。虫よけスプレーは来る前に必ず使っておきたい。長袖・長ズボンがあればさらに安心だ。

    雨天時は立入禁止

    この公園は調整池を兼ねているため、雨天時は雨水が一時貯留され、立入禁止になる。看板にも「雨天時は立入らないでください」と明記されている。晴れた日限定の公園だ。

    アクセス

    JR武蔵野線「吉川駅」から徒歩約35分(約3km)。駐車場はないため、自転車での来訪がおすすめ。バスは「集会所前」下車(吉川駅北口4番のりばより約15分)。

    まとめ

    遊具がなく、広場もない。子どもを遊ばせる公園ではなく、大人がゆっくり散歩する公園だ。ビオトープの沼を一周しながら、カエルの声を聞いて、木陰のベンチで休む。

    句碑には「炎天行く 水に齢を 近づけて」と刻まれている。水の傍を歩く時間が、ここにはある。

    ただし虫よけスプレーは忘れずに。それが中井沼公園を楽しむための、唯一の準備だ。

    ライター
    たけと

    兵庫県神戸市出身。都会の喧騒を離れ、たどり着いた新天地・蒲生(越谷市)で第二の人生を謳歌する元商社マン。 長野出身の妻、そして年子(0歳・1歳)の育児に奮闘しながら、越谷の心地よさを日々実感しています。満洲の餃子をこよなく愛する、自称・越谷の関西代表。

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