さいたま市 07/14(火)
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    大宮氷川神社の「和傘の杜~彩の七夕2026~」に行ってきた

    17時半に大宮氷川神社の参道に着いたとき、空はまだ明るかった。

    「和傘の杜~彩の七夕2026~」。参道に110本の和傘とLED2万5000個が並ぶ七夕イベントだ。今年で5年目、4日間で約45,000人が訪れた過去最多の年。ライトアップは18時から始まり、本番は19時半を過ぎてからだという。

    つまり、自分が見た参道は「まだ変わる前」だった。夕方の自然光の中で、飾られた和傘と竹の短冊が風に揺れていて、これはこれで、悪くない時間だった。

    そして今年のこの時期は暑すぎず、デートにもピッタリではなかったのではないだろうか。

    17時半、光が灯る前の参道

    氷川神社参道(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    参道に入ると、三の鳥居から楼門に向けて和傘が連なっていた。まだ点灯していないが、色とりどりの傘が綺麗だ。これはこれで、七夕らしい景色だと感じた。

    来場者の多くは夕暮れを待っているのか、参道のベンチや芝生のスペースで時間を過ごしていた。浴衣姿の人も何人かいた。

    この時間はそこまで人も多くなく写真も撮りやすかったので、逆にこの時間からきて夜までゆっくりするというのも良いのではないかと感じた。

    氷川神社参道(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    手を動かす企画——絵付け・短冊・昇天竜

    ライトアップの前、15時から体験型の企画が始まっており、これも大盛況で子供も大喜びだった。

    和傘絵付け体験(1,000円)

    二の鳥居付近のブースで白地の和傘を受け取り、水彩絵の具で自由に描く。完成した傘は持ち帰れる。4日間300名限定で、1日あたり75名ほどの枠だ。

    短冊制作(無料)

    三の鳥居付近と蛇の池横「竹の歩道」の2カ所で短冊を書いて飾ることができる。4日間で約3,000名が参加した。書いた短冊は竹に飾られ、夜はライトアップに照らされる。

    「けんこうでいたい」と書いた子どもの短冊と、「昇進できますように」と書いた大人の短冊が隣り合っていた。

    土曜限定「昇天竜」

    氷川神社昇天竜(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    さいたま竜神まつり会による4号・5号サイズの大型造形物の展示とパフォーマンス。7月4日(土)のみの実施で、日曜以降は見られない。白い息を吐くドラゴンが道の中央に展示されており迫力があった。

    19:30以降——写真で見た参道

    自分が見た参道は夕方の顔だった。夜のライトアップはこのようになっているようだ。

    氷川神社ライトアップ(一般社団法人埼玉中央青年会議所提供)

    三の鳥居から楼門まで約100メートル。110本の和傘が頭上に連なり、2万5000個のLEDが地面いっぱいに散りばめられており、この光景は人生に一度は見たい光景だ。

    氷川神社ライトアップ(一般社団法人埼玉中央青年会議所提供)

    楼門はピンク・青・緑と色が変わりながらライトアップされる。参道の和傘の光と楼門が重なる構図は、昼間の氷川神社とはまったく別の顔だ。電力はトヨタbZ4Xからの給電で、EV1台で会場全体の照明と音響が動いている。

    和傘以外にも楽しめる大宮氷川神社

    七夕のイベントだけが目当てで来る人も多いが、2400年の歴史を持つ境内には、参道を歩くだけでは気づかない見どころがいくつもある。

    茅の輪と神橋の作法

    茅の輪(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    神橋へと向かう手前に、茅(かや)で編んだ大きな輪「茅の輪(ちのわ)」が設置されていた。この輪を8の字を描くように3回くぐってから橋へ進むのが作法だ。半年分の穢れを祓う神事に由来するもので、6月末の大祓式にあわせて設置される。7月初旬のタイミングはまだ輪が残っていることが多い。知らずに通り過ぎてしまうともったいないスポットだ。

    境内の映えスポット

    氷川神社の神橋(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    約3万坪の境内は想像より広い。楼門をくぐってからも、舞殿・神橋・神池と見どころが続く。特に神池に架かる朱色の神橋は、水面に光が映り込む構図でカメラを向けたくなるスポットだ。

    また、楼門そのもの以外に撮影しがいのある門もある。

    氷川神社の門(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    氷川茶庭——混んでいるが価値あり

    氷川神社の氷川茶庭(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    三の鳥居をくぐってすぐ右手にある氷川茶庭は、2025年1月にオープンした境内初の常設休憩処だ。かつて奉納額を納めていた「額殿」をリノベーションした空間で、店内14席・テラス14席と小規模なため、週末は混雑することが多い。

    ただ、それでも立ち寄る価値はある。目当ては八雲紋(氷川神社の神紋)の焼き印が入った白いどら焼きと、神紋のラテアートを施したカフェラテ。参拝のあとにここで休むだけで、一日の満足度が上がる。営業は17時までなので、七夕イベントで夕方から来る場合は参拝を先に済ませてから立ち寄るのが現実的だ。

    明治天皇ゆかりの記念碑

    氷川神社の明治天皇の記念碑(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    境内には石碑が複数立っている。なかでも目に留まったのが、明治天皇の行幸にゆかりのある記念碑だ。明治元年(1868年)、明治天皇がこの氷川神社に行幸し、国の鎮守勅祭の社と定めた。その歴史を刻んだ碑が境内に残っている。歴史の教科書に出てくる出来事の痕跡が、今もこの場所に立っているという事実に、境内散策の楽しさがある。

    稲荷神社・宗像神社

    氷川神社内稲荷神社(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    本殿の周辺には境内社が複数ある。稲荷神社は商売繁盛・五穀豊穣を司り、赤い鳥居が連なる姿は本殿エリアとは異なる雰囲気を作っている。宗像神社の鳥居も、参道とは少し外れた位置にありながら存在感がある。どちらも普通に参拝ルートを歩くだけでは気づかず通り過ぎてしまいやすいので、少し脇道に入る余裕があると発見が増える。

    氷川神社内宗像神社(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    おみくじ

    氷川神社内おみくじ(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    参拝のあとはおみくじもぜひ引いてほしい。氷川神社のおみくじは境内の複数箇所で引くことができる。大吉が出たら素直に喜んでいいし、凶が出たら結んで帰ればいい。

    隣の大宮公園も合わせて

    大宮公園(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    氷川神社に隣接する大宮公園は、日本の都市公園100選にも選ばれている県営公園だ。34.6haの広さを誇り、桜の名所としても知られる。もともとは氷川神社の旧境内地から切り出された公園で、神社と地続きの空気感がある。

    七夕イベントの前後に時間があれば、公園まで足を延ばす価値がある。小動物園も隣接しており、子ども連れの家族にも使いやすい。神社参拝→公園散歩→氷川茶庭というルートが、SAITAMAZINEが推す大宮半日コースだ。

    来年行く人に伝えたいこと

    • ライトアップの本番は19:30以降。18時スタートとはいえ、明るさが残る時間帯はビジュアルが半分しか出ない
    • 夕方(15〜18時)に来ても楽しめる。絵付け体験・短冊・昇天竜(土曜限定)は日没前の企画
    • 絵付け体験(1,000円)は4日間300名。土曜は早めに埋まるため、開始直後に受付へ
    • 昇天竜・サシェ作りは7月4日(土)のみ。初日に来るのが正解
    • 駐車場は混雑必至。JR大宮駅東口から参道を歩くルートが最もストレスが少ない

    氷川神社の駐車場(SAITAMAZINE編集部にて撮影)

    開催概要(2026年実績)

    項目内容
    イベント名和傘の杜 ~彩の七夕2026~
    開催期間2026年7月4日(土)〜7日(火)
    時間15:00〜21:00(ライトアップは18:00〜、本番は19:30〜)
    来場者数約45,000名(4日間・過去最多)
    会場武蔵一宮氷川神社(さいたま市大宮区高鼻町1-407)
    主催一般社団法人埼玉中央青年会議所
    公式サイトhttps://saitamachuo-hikawa.com

    大宮氷川神社とは?2400年の歴史と「大いなる宮居」の物語

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